tooh’s diary

半角全角、常体敬体が入り乱れるカオス

人間行動基礎論 まとめ

テスト勉強ということで、授業のまとめをします。
基本的に一問一答のような感じで



・イアン=パブロフ
ソ連生理学者。「パブロフの犬」の実験で知られる。犬に、ベルを鳴らしてから餌を与えることを繰り返した結果、犬はベルを鳴らしただけで唾液を出すようになった。このように、動物が後天的に獲得する反射の事を条件反射と呼ぶ。これは学習の中でも特に「古典的条件付け」にあたる。

・フィリップ=ジンバルドー
アメリカの心理学者。スタンフォード監獄実験の責任者として知られる。刑務所を舞台とし、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動するようになることを証明しようとした実験を行った。結果として、看守役を任された人間は残忍に、囚人役を任された人は従順に振る舞い、状況の力が人間に与える影響を示したが、のちに刑務所長役の人物が、看守役に残忍に振る舞うよう指示していたことが判明する。

・賢いハンス
ドイツにいた馬。計算ができる馬として有名であったが、実際は質問者や観客の反応を察知しているだけであるとわかった。実験者の「こういう結果になってほしい」という願望が被験者に影響を与えてしまう「実験者効果」の例で知られ、心理学実験において実証的な裏付けの必要性を示した。

・心理学ではなぜ実証的な証拠を重視する?
①現実の問題を扱うため。
現代社会で最も合意の取りやすい理由づけだから。
③事実に基づく結論であれば、あとで修正が可能だから。

・心理学の歴史
1879年に、ヴントがドイツのライプツィヒ大学で心理学実験室を創設する。のちに、19世紀後半は構成主義、20世紀前半は要素批判主義(ゲシュタルト心理学)や古典的行動主義、20世紀後半は認知主義と変遷していく。

・ヴントの心理学
化学モデルを用い、意識を要素に分解し、それらの間の結合法則を明らかにするという考え方の、要素主義と構成主義からなる。また、心的要素を五感からなる純粋感覚や、快ー不快、興奮ー鎮静、緊張ー弛緩などの簡単感情に分け、これらの複合体として意識があると考えた。また、「内観」を用い、実験で明らかにできない側面を言語報告で行なった。

ゲシュタルト心理学
ヴントの構成主義を批判する形で、20世紀初頭にドイツで生まれた心理学。人間の精神は部分の総和ではなく、それ以上のものであると考え、全体性に重点を置いている。

・古典的行動主義
二度の大戦を経て学問の中心がアメリカに移り、そこで興った。J.B.ワトソンはドイツ心理学の内観法を批判し、主観を排した客観的データに基づく科学的な手法を考え、刺激(S)と反応(R)との関係を重視した。しかし、客観性は程度問題であり、客観性にこだわりすぎたために思考や言語、創造性や悩みなどの客観的に観察できないものが検討できなくなってしまう欠点もあった。

・バンデューラのボボ人形実験
1950年代、テレビが家庭に普及し始めた。テレビの影響と暴力との間に関係があるのではないかと考えられ、「暴力を観察すると暴力的になるのではないか」という仮説が立てられ、それを検証するためにこの実験が行われた。独立変数は、暴力を観察するかどうか(人形を殴る大人、普通に遊ぶ大人)で、従属変数は、暴力行動の生起(人形に対する暴力の回数、程度を測定)である。結果として暴力を見ると子供は暴力的になることがわかった。これに性差、人種差はなかった。

・心理学における二種類の研究法
実験的研究と、観察的研究の二種類がある。前者は、独立変数を変え、従属変数を測定するもので、因果関係を見るタイプ。人工的に作られた実験環境であり、倫理的な問題を回避するのが難しい。一方、後者は、予測変数と基準変数を測定し、相関関係を見るタイプ。現実の状況を対象にするため、倫理的な問題が起こりにくい。

・心理学研究の難しさ
ノイズが多かったり、測定条件を均一にすることが難しい。そのため、再現可能性が低いという問題も多かった。現在、それをなんとかするためにも、追試を促進するためにデータを公開するなどの対策が取られている。

・知覚が能動的である例
資格を反転させるメガネをかけた状態でずっと生活していると、いつしか視界が逆転して元にもどるというもの

・眼球運動が知覚に関係している例
トロクスラー効果(円環状に配置された色のドットのど真ん中を見ていると、それが見えなくなってしまう現象)

・視覚のモジュール構造の例
ミュラーリヤーの矢を見て、二つの矢が同じ長さであると知識では理解しているとしても、同じ長さに見えてしまうというもの

カプセル化したモジュール
カプセル化とは、他との連絡が極めて制限され、認知的に不可侵であることを指す。例として、脳の左右半球がある。左側にKey/右側にRingと見せられると、脳の左半球に言語野があるため、'Ring'と発音できるが、運動野は右半球にあるために、右側のRingを取ることができない、というもの。

・脳の損傷、それによって与えられる示唆
MT野の損傷によって、運動が見えなくなる(ストロボ写真のように見える)だとか、他の部位の損傷で色が見えない、顔がわからないなどの現象は、それぞれ独立して起こるため、視覚情報はモジュールごとに別々に処理され、それらが統一されることで、初めて視覚経験を生んでいる。

・「何経路」と「どこ経路」
「何経路」とは、後頭葉から側頭葉に至る経路で、物体の形状を把握する。「どこ経路」は後頭葉から頭頂葉に至る経路で、空間認識や場所認識に関わる(左と右の弁別など)。

・脳内の情報処理
制御処理と自動処理。熟達した制御処理が自動処理になる。

・ジョナサン=ハイトの例え
欲求、感情の方が、意志や理性よりも圧倒的に強い、ということを「象と乗り手」と例えた。

・道徳のジレンマ
公にされない不道徳な行為の是非について問うと、労働者階級の方が知識階級より圧倒的に「罰するべき」と答えた。知識階級の人々は、公共の福祉に反しない限りは自由が尊重されるという考え方が無意識的に働くため、許容する答えが多くなった。道徳のジレンマは、理性がそれを許容するが、感情はそれを許容できないことを示している。

・感情とは
適応的な身体的反応(闘争ー逃走反応)。複合的な性質を持っていて、身体の生理的賦活(体温上昇、発汗)や行動としての表現(叫ぶなど)、その意識(悲しみ、怒り)などがある。

・感情が生じる二つの説と、それらの妥当性
キャノン、バードという二人の人物が、感情の中枢起源説という考えを提唱した。これは、認識をしてから感情生起があるという考え方で、電鋸で手首を切るビデオに「無音」、「役者が声をつけたと説明」、「実際の映像と説明」した場合、認識により恐怖のレベルに変化が生じたというのが妥当性の補強をしている。簡単に言えば、「怖いから叫ぶ」ということである。
一方、ジェームズ、ランゲという二人の人物は、感情の抹消起源説を提唱した。これは、感情生起から認識に繋がるという考え方で、表情を無理やり作ると、それに伴って感情が変化するという実験を行い、妥当性を示した。これも簡単に言うと、「叫ぶから怖い」という感じ。

・感情が文化普遍的であるという考えの中心人物
ダーウィン、エクマン

・感情の次元説の2軸
興奮⇆安静、快⇆不快

・興奮と、それがパフォーマンスに与える影響
ヤーキス・ドットソンの法則は、課題レベルに対して中程度の興奮があったほうが、パフォーマンス的には一番良いということを示している。

・闘争=逃走反応
キャノンによって提唱された、動物の恐怖への反応のこと。動物は、恐怖に反応して自身に戦うか逃げるかを選択をさせる。それに伴い、心臓や肺の機能が高まるといった、適応的な身体的反応が可能になる。

・基本六感情
怒り、悲しみ、喜び、嫌悪、不安、恐れの6つの感情を指す。エクマンは、これらの感情が文化普遍的にあると考えた。

・トロクスラー効果
円環状に色を配置し、真ん中を見つめているとその周辺の色が消える、つまり色が見えなくなる現象。強制的に眼球運動を止めると見えなくなる例として知られ、知覚の能動性を示す効果である。

・記憶、とは一言で言うとどういうものか
過去の経験を保持し、のちにそれを再現し、利用する機能

・記憶の種類、時間的な区分
感覚記憶、短期記憶、長期記憶

・系列位置効果
系列の最初の方を覚えている「初頭効果」と、最後の方を覚えている「終末効果」から成る。前者は少し間隔をおいても残るが、後者は短期記憶を反映しているため、数十秒で失われる。

・記憶の種類を内容で区分
エピソード記憶意味記憶、手続き記憶(自転車に乗る→手続き記憶)

・手続き記憶
精神、身体における一連の作業記憶
技能(発話、計算)、古典的条件付け(パブロフのイヌなど)、知覚運動学習(自転車など)

・学習
経験を通じて起こる、行動の比較的永続的な変化。一時的な変化は学習とは言わず、一般的な勉強以外も学習になりうる。環境と生体との相互作用がもたらす、一連の行動変容のこと。

・条件付け
古典的条件付け(レスポンデント条件付けとも言う。パブロフの犬が有名)、道具的条件付け(オペラント条件付けとも言う。スキナー箱が有名)

・随伴性
行動と、その直後との変化の関係を表す。例えば、ある行動を強化する際に、行動の後に報酬が出れば快を感じ、その行動が強化されるというもの。

・評価的条件付け
情動的な刺激と対提示されると、情動に対応した評価が下されてしまうというもの。

・無力感
無力感は、①自分で状況を統制できない、②状況を予測できない、という二つの条件の時に学習される。圧迫的な罰によって無気力になってしまうと、他の学習まで止まってしまうという悪影響が生じる。

・孵化効果
解けない問題が放っておくと解けるようになる現象。これは、誤った問題表象を忘れ(制約の解放)、問題を改めて理解し(再符号化)、新たな情報を得る(精緻化)を行なっている。解が一つに定まる収束的思考問題より、解が様々あって、創造的な問題解決が求められる発散的思考問題において有用性が高い。

・創造性
新奇性があり、適切なアイデアで物を作り出す能力。

ベルマンフォード法

ある一点からスタートし、そこから残りの全ての頂点に達するのに必要な最短コストを計算するときに使える。計算量は、頂点V、辺の数EとしてO(VE)。負の辺があっても使えるのが、ダイクストラ法と違うところ(強み)。

構造は単純で、頂点の数vから1引いた数だけループを回す。つまり、始点以外のv-1個の頂点に対して最短経路を出すには、多くてもv-1回回せば十分ということだ。それ以上やっても更新できない(逆に、更新できてしまったら、ループ上を周回することで無限にコストを小さくすることができる「負のループ」が存在することになってしまう)。
そして、多くてもv-1回のループに対して、すべての辺を参照する。始点と繋がってる頂点から伸びた辺を介して、到達可能な点がじわじわ増えていく印象。全ての辺を見ても更新がなければ、もうそれで最短経路が確定しているのでそこでループを打ち切って、答えを出力する。(ここの省エネがないと結構時間がかかったりする)



judge.u-aizu.ac.jp

答え↓

v,e,r = map(int,input().split()) #v:頂点数、e:辺数、r:始点
D = [float('inf')]*v #D[i]は始点rからiの最短距離を表す、0インデックス
L = []
find_negative = False #負のループ検出
for i in range(e):
    s,t,d = map(int,input().split()) #s:始点、t:終点、d:コスト
    L.append([s,t,d])
D[r] = 0 #スタート地点はコスト0で到達可能
for i in range(v):
    update = False #辺の更新判定
    for j in range(e):
        a,b,c = L[j][0],L[j][1],L[j][2] #a,b,cはs,t,dに相当
        if D[b] > D[a]+c: #bに到達するのに、aを介した方がいいとなれば
            D[b] = D[a]+c コストを更新
            update = True
            if i == v-1: #v回のループでまだ更新があるようであれば、
                find_negative = True #負のループが存在する
                break
    if not update: #全ての辺を見ても最短経路の更新がなければ
        break #これ以上やる意味がないのでここでループを抜ける
if find_negative:
    print('NEGATIVE CYCLE')
else:
    for i in range(v):
        if D[i] == float('inf'):
            print('INF')
        else:
            print(D[i])

幅優先探索(BFS)、深さ優先探索(DFS)の問題

幅優先探索深さ優先探索は似たような問題をカバーできるけど、幅優先の方があんまり考えなくても実装できる(気がする)。幅優先はキュー、深さ優先はスタックと仲良し。


幅優先探索


幅優先探索は、基本的に「次に訪れる島」をキューの形で保持しておくことが肝要です。import collections、collections.deque()、popleft()のおまじないを使っていきましょう。

幅優先探索を使う問題

A - Darker and Darker
(手数計算)
横wマス、縦hマスのグリッドがあり、白と黒で塗られている。1ターンごとに現在ある黒マスの上下左右を黒で塗る操作をすると、何ターンで全てのマスが黒マスになりますか、という問題。
最初の黒マスをターン0で塗れるものとし、1ターンごとに見ていき、次のターンで塗ったマスを手数+1足してキューに追加、それをキューが空になるまで続ける。全てのマスの中で最も手数が大きいものを出力。(Python3だとTLEする可能性がある)

Red and Black | Aizu Online Judge
(連結判定)
グリッド上に連結な点がいくつ存在するかを求める問題。

C - 幅優先探索
(最短経路)
迷路を幅優先で解く。一番上の問題とほぼ同じ要領でできる。

D: Grid Repainting - AtCoder Beginner Contest 088 | AtCoder
(最短経路)
実質迷路を解くのと同じ。最短経路のマス、#マス、.マスをそれぞれカウント。

幅優先探索 | アルゴリズムとデータ構造 | Aizu Online Judge
(最短経路)
有向グラフの最短距離は幅優先探索を使うといい。ワーシャルフロイドみたいなのは無向グラフとかで使おうね。




深さ優先探索


深さ優先探索は、次に訪れる島の情報をスタックの形式で保持しておくイメージです。行けるところまで行ったら戻ってくる、みたいな「わかりそうだけどわからない」説明よりかはデータ構造の違いでコードを書いていきたい。

深さ優先探索を使う問題

A: 深さ優先探索 - AtCoder Typical Contest 001 | AtCoder

スタックを使う実例を下に載せる。

h,w = map(int,input().split())
C = []
stack = []
visited = []
for i in range(h):
    T = [0]*w
    visited.append(T)
for i in range(h):
    s = input()
    L = []
    for j in range(w):
        L.append(s[j])
        if s[j] == 's':
            stack.append([i,j])
            visited[i][j] = 1
    C.append(L)
dy_dx = [[1,0],[0,1],[-1,0],[0,-1]]
flag = False
while len(stack) > 0:
    now = stack.pop()
    if C[now[0]][now[1]] == 'g':
        print('Yes')
        flag = True
    for i in range(4):
        y = now[0]+dy_dx[i][0]
        x = now[1]+dy_dx[i][1]
        if 0 <= y < h and 0 <= x < w:
            if C[y][x] != '#' and visited[y][x] == 0:
                visited[y][x] = 1
                stack.append([y,x])
if not flag:
    print('No')

C - One-stroke Path

for文を使った再帰のような形。むずかし。

N, M = map(int, input().split())
G = [[] for i in range(N)]
for i in range(M):
    a, b = map(int, input().split())
    G[a - 1].append(b - 1)
    G[b - 1].append(a - 1)
cnt = [0]
def dfs(V, s):
    V[s] = 1
    if sum(V) == N:
        cnt[0] += 1                    
    else:
        for adj in G[s]:
            if V[adj] == 0:             
                dfs(V[:adj] + [1] + V[adj + 1:], adj)  #ここで分岐がたくさん発生する
dfs([0] * N, 0)
print(cnt[0])


D - Fennec VS. Snuke

今見た島の隣の島を見る素直な実装で解ける。

n = int(input())
edge = [[] for i in range(n)]
for i in range(n-1):
    a,b = map(int,input().split())
    edge[a-1].append(b-1)
    edge[b-1].append(a-1)
visited = [0]*n
visited[0] = 1
visited[n-1] = 1
visited_all = [1]*n
nextF = edge[0]
nextS = edge[n-1]
black = 1
white = 1
while visited != visited_all:
    l = []
    for f in nextF:
        if visited[f] == 0:
            visited[f] = 1
            black += 1
            for x in edge[f]:
                l.append(x)
            nextF = l
    l = []
    for s in nextS:
        if visited[s] == 0:
            visited[s] = 1
            white += 1
            for y in edge[s]:
                l.append(y)
            nextS = l
if black > white:
    print('Fennec')
else:
    print('Snuke')

6/21 AOJ(クラスカル法)

こんにちは。2S1の成績がとりあえず一安心できるくらいでホッとしているとーです。

学校の授業でクラスカル法をやったので復習。プリム法を勉強したのですがこっちは結構噛み砕くのが難しくかったのでまた後回し。どうやら実行時間は大して変わらないっぽい?

クラスカル法もプリム法も、最小全域木、つまり全ての島を最も少ないコストで結ぶような木を実現するのに必要なコストを求めるためのアルゴリズムです。

クラスカル法の流れは、

①とりあえず、[コスト(距離),出発点の島,終着点の島]という辺のデータを、距離の短い順にソート
②n個の島0~n-1に対して、UF木を作っておく
③コストの短い辺から順番につなげていく。その際、出発点と終着点が同じ木に属していないことをUF木を用いて判定し、同じ木に属していれば辺で結ぶことはしない

という感じです。③については、同じ木に属しているのであれば、わざわざその辺で結ばなくとも迂回路が存在するため、このようなことになる。

練習問題↓
judge.u-aizu.ac.jp

コードはこんな感じ。

n = int(input()) #島はn*nの形式で与えられる
T = [] #ここにコストや出発、終着点の情報が入る
ans = 0 #ここに答え(最小コスト)が入る
for i in range(n):
    L = list(map(int,input().split()))
    for j in range(n):
        if L[j] != -1:
            T.append([L[j],i,j]) #島は0からスタート
T.sort() #辺のコストの小さい順にソート

#Union Find
rank = [0]*n
par = []
for i in range(n):
    par.append(i)
def find(x,par):
    if x == par[x]:
        return par[x]
    else:
        return find(par[x],par)
def unite(x,y,par,rank):
    x = find(x,par)
    y = find(y,par)
    if x != y:
        if rank[x] < rank[y]:
            par[x] = y
        else:
            par[y] = x
            if rank[x] == rank[y]:
                rank[x] += 1


for i in range(len(T)):
    if find(T[i][1],par) != find(T[i][2],par):
        ans += T[i][0]
        unite(T[i][1],T[i][2],par,rank)
print(ans)

6/10(5/1) データ構造:stack,queue/priority queue、連想配列:map

5/1に書き始めたデータ構造の記事を今更書きます。怠惰。

データ構造


stack(スタック)とqueue(キュー)がある。くえぅえではない。

簡単なイメージは、
・スタックは「積み上げられた書類の山」。書類は上へ上へと積まれていき、あなたはそれを上から処理する。 
・キューは「順番待ちの列」。お店に入ってきた人は出来ている列の後ろに並び、先頭の人から注文を受けていく。
というもの。

キューには「優先度付きキュー」というのも存在するが、これは順番待ちの列で、階級が上の人が列の先頭へと優先的に並ぶことができるような状況。まあはっきり言ってしまえば、データが入ってくると逐一それをソートするようなデータ構造のこと。


スタック

push(プッシュ)とpop(ポップ)という二つの操作からなる。前者は「データを入れる」、後者は「データを取り出す」に相当。pythonだと、コマンドとしては、列のケツに突っ込むappendと、列のケツから取り出していくpopにあたる。
上へ書類を積むという比喩を用いたけど、実際には上に相当するのはリストの末尾です。そこだけ注意。

(例)
stack(リスト名はなんでもいいんだけど)に3,4,1を順に突っ込む

stack = []
stack.append(3)
stack.append(4)
stack.append(1) #ここまででstack = [3,4,1]

stackから要素を「入れた順番が新しい方から」取り出す

stack = [3,4,1]
a = stack.pop() #a == 1
b = stack.pop() #b == 4
c = stack.pop() #c == 3 , stack == []

練習問題↓
judge.u-aizu.ac.jp


逆ポーランド記法と呼ばれてるやつを計算しましょうねという問題。
リストを持っておいて、数字が入ってきたらそれをリストの末尾に追加、演算子が来たらそれをリストの後ろから数えて二つの数字に施し、一つになった数字をまたリストのケツに突っ込む。最終的にはリストの中に数字が一つだけ残るはずなので、それを出力すればよいという話。



キュー

dequeとかいうよくわからんのを使う。そもそも、このデータ構造は、リストで言えば「要素をリストのケツに突っ込んで、先頭から要素を取り出す」という風になっているので、普通のリストでやろうとすると「先頭から取り出す」の時に2番目以降の要素を一つずづずらす手間がかかる(多分O(n))。だから、普通のリストでやるんじゃなくて、標準装備されている特殊な構造(今回はdeque)でやるんだよってことなのかな。

操作は、まずimport collectionsという呪文を唱えてから、リストqをdequeにするために、q = collections.deque()とする。それから、pushとpopに相当する操作として、リストに要素を入れるときはappend(これはリストの末尾に要素を加えるので、スタックと同じ)、リストの先頭(左端)から要素を取り出すのはpopleftというコマンドを使う。


(例)
queueに要素を入れる

import collections
q = collections.deque()
q.append(3)
q.append(4)
q.append(1) #ここまででq = [3,4,1]

queueから「入れた順番が速い方から」取り出す

q = [3,4,1]
a = q.popleft() #a == 3
b = q.popleft() #b == 4
c = q.popleft() #c == 1 , q == []

練習問題↓
judge.u-aizu.ac.jp


いくつか仕事があって、1ターンでできる仕事の量が限られていて、その量を超過した仕事は、残りを後回しにされる。これを繰り返していつ仕事が終わりますかという問題。queueでデータを持っておいて、仕事をリストの先頭から取り出し、制限時間内でできたらリストから削除、できなかったら残りをリストの最後に入れるってのを繰り返していくアルゴリズムを実装する。



優先度付きキュー(プライオリティーキュー)

これまでにも何度か出てきたけどここでおさらい。キューとほぼ同じ構造を持っているけど、違うのは「リストに要素を入れた後でソートする」というひと手間が加えられていること。
例えば1000個の品物があって、そこから価値の高い品物ベスト10を選ぼうみたいな問題が出されたとき、(「まあリスト全部突っ込んでソートすればよくない?」みたいなツッコミはおいといて)前から順番に舐めていって、その時その時のベスト10を更新するのがこのデータ構造でできるようになる。

pythonだとheapqというコマンドを使います。ここもqueueとは違う点(queueはdequeを使うよね)なので注意します。使うコマンドは、
①heapq.heapify(リスト名)         これはリストを「優先度付きキュー」として扱うようにする
②heapq.heappush(リスト名,要素)   これはリストに要素を追加する(のと、それを含めてソートする)
③heapq.heappop(リスト名)      これはリストの先頭(左端)から要素を取り出す
の三つ。ややこしい。

特に①は、普通に持っていたリストをいきなり優先度付きキューとして扱いたい場合に使うと覚えとくのがいいかも。空のリストを優先度付きキューとして扱いたいのなら普通にheappushとheappopだけで事足りるけど、最初からいくつか要素が入っているリストをいきなり優先度付きキューとして扱いたい場合は、一回heapifyを使って優先度付きキューに直してから使う。

(例)
優先度付きキューに要素を入れる

import heapq 
Q = []
heapq.heappush(Q,3) # Q == [3]
heapq.heappush(Q,4) # Q == [3,4]
heapq.heappush(Q,1) # Q == [1,3,4]

リストから要素を取り出す

a = heapq.heappop(Q) # a == 1
b = heapq.heappop(Q) # b == 3
c = heapq.heappop(Q) #c == 4
import heapq 
Q = [3,4,1]
heapq.heapify(Q) # なぜかこの時点だと昇順にならず、Q = [1,4,3]になっている模様。なんで?????
a = heapq.heappop(Q) # a == 1 , Q == [3,4]
b = heapq.heappop(Q) # b == 3 , Q == [4]
c = heapq.heappop(Q) #c == 4 , Q == [] popは正常に動作している

意図しない挙動をしてしまったけど見なかったことにしよう。いいね?

練習問題↓
judge.u-aizu.ac.jp


問題自体は大したことない、素直な実装をすればいいと思うけど、「大きいほうから取り出す」、つまり「リストの末尾(右端)から取り出す」という点がpopleftと違い、一筋縄ではいかない。
残念ながら大きい方から取り出すコマンドはないが、今回の問題のような場合は「要素を入れる際にマイナスをつける」「取り出すときにまたマイナスをつける」の操作を行うことで、大きい数字はより小さい数字として扱われるので対処できる。



なんか、プライオリティーキューの練習にいいよみたいに言われてる問題がこれ。
atcoder.jp

3*N個の要素が並んだ列からN個の数字を抜いて、残りの2*N個の要素を前半、後半に分けた後で、「前半の和」と「後半の和」の差ができるだけ大きくなるようにしようねっていう問題。

結局、

①0 <= k <= Nのkに対して、前半のN+k要素の総和の最大と、後半の2*N-k要素の総和の最小を別々に求めておき、リストに入れる。
(例)
SUML = [(前半N要素の総和の最大),(前半N+1要素の総和の最大)、......、(前半2*N要素の総和の最大)]
SUMR = [(後半2*N要素の総和の最小)、(後半2*N-1要素の総和の最小)、......、(後半N要素の総和の最小)]
②0 <=i <= N-1のiに対して、SUML[i]-SUMR[i]を求め、その最大値を答えとして返す

ってのが基本方針になり、①の所でheapqが必要になる。
(あんまり参考にならない僕の解答↓)
atcoder.jp




連想配列

map

例えば
Thank you for your mail and your lectures
という文章中に出てくる単語と、その回数を見たいとき、これは有用である。

L = list(input().split())
dict = {}
for i in range(len(L)):
    if L[i] in dict:
        dict[L[i]] += 1 #「リストのn番目」に相当するのが単語になったみたいな感じ。単語が目印となる
    else:
        dict[L[i]] = 1
#dict == {'Thank': 1, 'you': 1, 'for': 1, 'your': 2, 'mail': 1, 'and': 1, 'lectures': 1}
#max(dict) == 'your'

【Python】辞書型(連想配列)の使い方 | アルゴリズム雑記

ディクショナリ | Python-izm

6月の目標

生きてます。

テスト終わってのんびりして、実家に帰ったりしてたらもう6月も上旬終わるので、そろそろ動き始めなくてはと危機感を抱いたので6月だけの目標を立てます。

大目標

①3科目勉強する
AtCoder水色になる(プログラミングをする)
③本を読む

中目標

  • キゴロンは毎週予習してから行く
  • 人間行動基礎論は月曜日の空きコマとかに毎回復習する
  • 量子コンも毎回予習してから行く、レポートをさっさと片づける

  • python3で~500点の問題に戦える力をつける
  • C++C言語を復習する(A解いて慣れる)
  • Mac届いたらLinuxに触れる
  • 情報の教科書読む

AtCoder,AOJ(再帰、dpの初期化)

こんにちは。無気力に日々を過ごしています。とーです。

ABC115D

バンズとパティだけで構成されるハンバーガーをめっちゃ重ねて、その下からX層を食べるとパティは何枚食べられますか、という問題。ちなみに僕はチーズバーガーが大好きです。

解き方は、「レベルNバーガー」という情報と「下からX枚食べる」という2つの情報から、何枚パティを食べることになるかに重きを置いて考えれば、パティの枚数を求めるf(N,X)という関数を定義すればよいことになる。

まず、レベル1~Nバーガーについて、「何枚の層で構成されているか」というリストaと、「何枚のパティが入っているか」というリストpを作る。最初はa = [1]、p = [1]で、
a[i+1] = 2*a[i]+3
p[i+1] = 2*p[i]+1
で求めていけばよい 

レベルNバーガーは構成的には「バンズ:N-1バーガー:パティ:N-1バーガー:バンズ」となっているので、
N != 0において、(N==0は適当に求める)


ア:X == 1なら、当然0(一番下のパンしか食べられない。悲しい)

イ:1 < X <= 1+a[N-1]なら(つまりパン+レベルN-1バーガーまでなら)、f(N-1,X-1)を返す(N-1バーガーの下からX-1層を食べる。Xから一番下のパンを引いておくことに注意)

ウ:X == 2+a[N-1]なら(パン+レベルN-1バーガー+ど真ん中のパティなら)、p[N-1]+1を返す

エ:2+a[N-1] < X <= 2+2*a[N-1]なら(パン+レベルN-1バーガー+パティ+レベルN-1 バーガーまでなら)、p[N-1]+1+f(N-1,X-2-a[N-1])を返す(これもイと同様の考え方)

オ:X = 3+2*a[N-1]なら(全部食べる)、2*p[N-1]+1を返す


これを愚直に書けばよい。少なくとも次はN-1バーガーについて調べることになるので、N+1回以下のステップで答えが求まる。



DPL_1_B

ナップザック問題 | 動的計画法 | Aizu Online Judge

以下のa,bのうち、どちらが正しいコードでしょうか

a

n,w = map(int,input().split())
L = []
for i in range(n):
  L.append(list(map(int,input().split())))
dp = []
for i in range(n+1):
    T = [0]*(w+1)
    dp.append(T)
for i in range(n-1,-1,-1):
    for j in range(w+1):
        if j < L[i][1]:
            dp[i][j] = dp[i+1][j]
        else:
            dp[i][j] = max(dp[i+1][j],dp[i+1][j-L[i][1]]+L[i][0])
print(dp[0][w]) 

b

n,w = map(int,input().split())
L = []
for i in range(n):
  L.append(list(map(int,input().split())))
dp = []
T = [0]*(w+1)
for i in range(n+1):
    dp.append(T)
for i in range(n-1,-1,-1):
    for j in range(w+1):
        if j < L[i][1]:
            dp[i][j] = dp[i+1][j]
        else:
            dp[i][j] = max(dp[i+1][j],dp[i+1][j-L[i][1]]+L[i][0])
print(dp[0][w]) 






正解はa
なんでかというと、aでは「n+1回、0埋めしたリストTを作ってappend」しているが、bでは「0埋めしたリストTを作って、n+1回append」しているという違いがあり、bの方だと値参照になってしまうため、全部のリストが同じものになってしまう(どこか一か所の変更がすべてに適用されてしまう)という不具合が起こるからです。これのせいで二時間無駄にした。みんなはこんなミスしないようにしようね。

Missing-X-Link 姫風露√ (感想など)

こんにちは。平成最後の徹夜をエロゲに費やし、平成と令和の境目もエロゲに費やしたとーです。

2019/4/26に発売された「Missing-X-Link 天のゆりかご、伽の花」の振り返りをします


ルート分岐が姫風露、遊離、晶、ひな、優灯、散桜花の6つあるっぽいんですけど、とりあえず全部見たので覚えてる部分で振り返り

ものっそいざっくりしたまとめなので情報の確実性は保証しません 詳しくはちゃんと買って自分の目で見ましょう!!!!!!!
6ルート(と言っても実質姫風露と遊離がメインなので4ルート)を完全に見終えるのに大体30時間くらいかかりました 内容も優れていながら展開のテンポもいい、優れた作品だと思います


共通ルートの方から振り返ります



<ネタバレしかないです。注意>






一章 "knock the door of my heart"(共通)

「正ちゃん知ってる?唇はね、心のドアなの」

高校一年生の正伍という名の少年は家に一人暮らしをしています。父は研究者で家におらず、母は少年を生んだ際に亡くなり、姉も亡くしており、姉の死によって心を閉ざしてしまった正伍は、学校でも不用意に人とかかわることを恐れ、いつも一人。そんな中、正伍の家に一体の「オートマタ」が届きます。オートマタっちゅっても構成物的には「液体金属」に近そう。

初めは父の厄介払いとして送られてきたものだと思っていた正伍も、目を覚まさない、美しい女性の形をしたものに向かうと自然と言葉が出てきます。そして、なんの反応も返さないオートマタに向かって、少年は姉との思い出を毎日語ります。

姉はエディテッドと呼ばれる存在(いわゆるデザイナーベビー)で、遺伝子操作を施されて生まれてきた子供。普通の人間に比べて能力も優れていて、陸上やチェスといった分野で活躍します。そして、次に活躍したのが「人工知能研究」の分野でした。人工知能に「人格」を持たせる方法として「活喩法(プロソポピア)」を考案した彼女は、論文に名を残し、優れた発見をした天才として取材を受けます。

取材の中、ある記者に「様々な分野で活躍しながら、その後その分野から手を引いてしまう。エディテッドとして優れた活躍をすることについてどう思うか」という趣旨の意地の悪い質問をされますが、それに対して、「この研究も母の遺志を継いだだけ。家族と一緒に過ごす時間の方が大切だ」と言ってのけます。「両親と血のつながりがない」ということに関しても、「人間の魂は肉体(ジーン)ではなく言葉(ミーム)によって生まれいずる」、だから両親の言葉を受けて育った自分はこの家族の一員だ、と言います。

そんなふうに優秀で、家族思いで、何よりも弟想いだった姉の後姿をみて育った正伍にとって、姉の死は衝撃的なものでした。姉は研究中の事故で亡くなった、自分はその事故現場から一人生き残ったかわいそうな子として周りから好機の視線にさらされ、正伍の心は閉ざされていきました。

姉との思い出を、オートマタに聞かせるうちに、その語る思い出の輪郭もぼやけていきます。最後にと正伍は、姉と訪れる約束をしていた「青の聖域国営ひたち海浜公園」についての話をして、正伍は眠りにつきます。

姉のことを思い出したからか、姉が死んだ日の事を思い出してしまう正伍。はっと目が覚めて嫌な思いをぬぐうように雨の降る外に出ます。あてもなく町を歩いていると、姉の後ろ姿を見つけます。振り返った顔も姉そのもの、幻覚ではないと思い後を追いかけますが、その姿はもう二度と捕まえることができません。

そんなこんなで家に帰ってくると、なんと隣の家が燃えているではありませんか(マジか)。家にいなくてよかったとは思うものの、家の中で眠るオートマタを助けたいという思いから、正伍は家に飛び込み、姉の「唇は心のドア」という言葉を思い出し、オートマタとキスをします。「架橋(クロスリンク)」という機能で、「姫風露」と名付けられたオートマタと正伍は電脳空間で一つになり、姫風露は起動し、正伍を家の中から助け出します。

起動したときに周りの状況が把握できないとまずいから、という理由で外界の情報をスリープ中でも取り込んでいたという姫風露は、正伍が語ってくれた思い出を全部聞いていました。「もうすべてを失ってしまった方が楽なのではないか?」と問いかける正伍にも「これ以上何も失うべきではない」と慈愛を持って答えます。正伍は彼女の腕の中で、彼女は姉の喪失で空いた心の穴を埋めてくれる存在なのではないか?と思い始めます。

「姫風露は僕の何なのか?」という問いかけに、彼女は「それは正伍さんが規定するものだ」と答える。第三世代型である彼女は、フレーム問題の所為で限られた範囲内でしか活動できなかった第二世代型のデータを持っている「大偽典図書館」とつながることができ、まるで本当に人間のようにふるまいます。正伍に「私はあなたを愛します。無条件に、そして無制限に」と語りかける彼女のあり方は、まさに優灯から正伍に対する思いそのものでした。



二章 "cookie in the can"(晶ルートと分岐あり)

これ書いとかないと忘れちゃうんで書いときますが、この副題は後の遊離ルートで重要な役割を果たします

姫風露の出会いから二年が経ちました。ある朝宿題をやり忘れて、クロスリンクのズルを使って父のデータベースから適当に情報を探し、宿題を終えます。そんな中見つけた一つのデータ。「セクレタリ」という、PDA(でんわ)の中に存在するアシスタント(iPhoneのSiriみたいなやつ)のデータらしいんですけど、解凍を終えて出てきたのはよくわからない生物「QP」でした。クラスメイトとの会話中「その通りだ、インポ野郎。レディの誘いを断るとは、それでもキ〇タマついてんのか」とか言っちゃうくらい口が悪いヤツですが、正伍は姉の残してくれたものだからということでしぶしぶPDAの中に残しておきます。

姉の死以来、繋がりがなくなってしまうことを恐れて人とかかわりを持つことを避けてきた正伍に対し、少しづつ人と繋がりを持っていこうと努力することを促す姫風露ですが、持ち前のコミュ障を発揮して「やっぱ人としゃべんの疲れる......」となる主人公(わかる)

そんな帰り道、公園で一人の少女と出会います。病弱そうなその子はスリッパをはいたままで、なんで外に出てきたのか不思議に思う正伍。駅への道を教えてメモにして渡すと、少女が突然胸の苦しみを訴えます。なんとか呼吸を楽にさせてあげようとQPの助言も聴きつつやっていたのですが、そこに駆け付けたかっこいいお姉さんに連れ添われて、少女は病院に戻っていきます。

すっかり姫風露を信頼した正伍は、姫風露に膝枕してもらいながら今日あった泣き言を垂れます。ずるすんな。
翌日、「水城遊離」という名の転校生がやってきます。姉とうり二つの容姿をもちながら、その性格は真反対。正伍に嘘をついたりからかったりで振り回されっぱなしです。無理やりデートに誘われ、彼女との会話の中で「嘘は嫌いだ」と漏らすと、彼女は「嘘が好き、だからこの町が好き」と返します。さらには駄菓子屋で買った当たり付きアイスも「当たったからいらない」という意味不明なことをいって去っていきます。

__________

さて、そんなこんなで中間考査の季節がやってまいります。隣のクラスから「これを使うとテスト勉強のストレスが吹っ飛ぶの」とかいうどう考えてもドヤバい話が聞こえてきますがそんなことは正伍の耳に入っただけで何にもなりません。さて、一年生のときから何度か話しかけてきた「春間三咲」というクラスメイトが、正伍のもとにやってきては「水城遊離の周りで人が死ぬ」という不吉な話をします。彼女になにかされているなら教えろ、と言われた正伍は、三咲がクラスの代表として自分に忠告しているんだろうなとはうすうす感じながらも、とりあえずその場はやり過ごします。

放課後、遊離が一人ゴミ箱の前で立っているのを見つけます。なんやかんやあって遊離がゴミ箱を蹴倒すと、中から彼女のカバンやら靴やらが出てきます。いいタイミングで三咲から電話がかかってきてとると、告白の返事を聞かせてほしいと言います。それを聞いていた遊離はPDAを奪い取り、画面に向かって正伍とのキスを映し、三咲に見せつけます。三咲がトップに立って他人に指示を出し、自らの手を汚さず遊離を排除しようとしたこと、正伍に近づいていたのは「遊離が持っている(ように見える)ものを奪い、トロフィーとして見せびらかしたい」という下卑た考えによるものだ、ということが発覚し、正伍は彼女らの間で身動きが取れなくなります。精神的につらいことがたたった正伍はまた姫風露とクロスリンクして慰めてもらいます。

さて翌日、そんなこともあってか学校をさぼる正伍。公園に行くとまたあのお姉さんがいて、何やら黒服の男たちをボコボコにしています。聞くと望まない結婚をさせられた花嫁を救い出してあげたとのこと。「弦馬晶」と名乗ったその女性といろいろ話し、「経験の価値」についての話を聞かされます。彼女によると、「経験を積むことで、自分の中の選択肢が広がると思いがちだが、事実その逆で、選択肢は狭くなり、より明確なものになっていく」と言います。これは大偽典図書館と同じ仕組みだよなあなんて思いました。

晶さんとも話し、ぶつかってこいの一言で背中を押された正伍は、遊離と三咲、二人の仲を取り持つために、あえて自分が悪者である選択をすることを選びます。その選択により、自分はクズの役回りを押し付けられますが、なんとか二人は仲直りすることができました。しかし遊離は正伍に対する怒りが収まらない様子。どうやら正伍に「優灯」以下の存在であるとみなされたことをいつまでも根に持っているご様子。正伍はそんな彼女にビクビクしながら学校生活を送ることになります。

__________


ドキドキ学園生活をしているとなにやらクラスに教育実習生が来るらしいとのこと。やってきたのは晶さんでした。なんで。
担任の座どころか英語の授業すらジャックした彼女は、自分に英語でやりたいことをプレゼンして通じたらそれをやっていい、とかいう自由な授業をします。とうぜんそんなことも思いつかずにぼーっとしてた正伍は最後まで残り、晶先生につかまります。すると、彼女は正伍の服に「探してごらん」との趣旨がかかれたメモ書きを発見。先生にばれずに抜け出した水城遊離がこのメモの主だと思った正伍と晶は、屋上に行ってみたりして遊離を探します。

道中で「いろいろな体験をすることのすばらしさ」を教えてくれる晶さん。「待っているだけじゃあ始まらない。人生を面白くするコツは、自分から興味を持つことだ」と言います。晶の「興味を持つことは、そいつの価値を認める」という発言は、遊離と正伍の関係性を暗示したようでした。

二手に分かれて図書室に向かう途中、遊離と三咲の言い争う声が聞こえます。何かを渡せ、と怒鳴る三咲。盗み聞きをしていると、三咲がラリった状態で部屋からでてきます。図書室をのぞいてみれば、中には一人でいる遊離。正伍に「遅い」と言いつつも、その声には安堵感があります。晶さんも駆けつけ、この授業はこれで終わりになります。

家に帰ると、姫風露がいる安心感。彼女に晶さんから聞いた価値観を話すと、彼女はそれを真っ向から否定します。「たくさんの経験をする」よりも、「自分の思いを分かち合える人がいる方がいる方が大切だ」と言い、晶はこの世にいくらでも素晴らしいものがあると思っているかもしれないが、姫風露自身は「この世界からおうちと正伍さん以外が消えたとしても幸せだ」と言い切ります。正伍はここで、晶の考え方を受け入れつつも、彼女と姫風露の相容れない部分を自覚することになりました。

さて、物語はまず一つ目の山を迎えます。ここでテーマになるのは「ニューロハッカー」と呼ばれるドラッグの一種。学校では欠席者が次第に増え、その原因はニューロハッカーによるものだと特定した晶と正伍。ニューロハッカーの正体は生体素子(バイオピクセル)で、これは姫風露の体を構成する一部です。これを介して、正伍と姫風露はクロスリンクをしていたため、ニューロハッカーを利用したことのない正伍は、晶が受けるはずだった影響をモロに受けてしまいます。晶は正伍を疑えず、姫風露に対して向けた疑いも、晶自身が彼女とクロスリンクすることで晴れます。ここでも、晶と姫風露の意見は食い違います。晶はニューロハッカーの早期撲滅が最優先と語る一方、姫風露は正伍を危険な目には合わせられないと。しかし長期的な視座に立った晶の意見の正当性を理解し、三人はニューロハッカーについて調査を開始することにします。(ここで、ドラッグの影響によってかなうはずのない幸せな風景を見てしまい、それから覚めた正伍が心に傷を負った時も、晶との約束でそれを語れなかった正伍に対し、姫風露が「好きだから知りたいではなく、好きだからこそ不安じゃない」と言ったのは確かになあと思いました)調査の結果「女性のような幽霊」などなどのキーワードが引っかかりますが、それは根本的な解決には至りません。

クソみたいに雨が降っているため、正伍の家に泊めていただくこととなった晶。そんな彼女と正伍は、真夜中に散歩に行きます。晶も姫風露に真っ向から嫌いだと言われたことで少し応えたのかもしれません。ニューロハッカーで見た彼女の幻覚は「これまでに殺した人間と和解する」というものでした。世界を旅して自分の知らないこといくら知っても、しでかしてしまったことの取り返しはつかない。正伍は晶の人間性を信じてくれているかもしれないが、「アタシみたいになってほしくない」と言う晶。彼女と接する中で、正伍は自分の中に眠っていた何かが目覚めるのを感じます。「魂は行動にこそ宿る」
今まで死んだように生きていた自分を変えるきっかけを、正伍はつかんでいきます。

さてそんなこんなで電脳空間のチェスバトルです(!?!?!!!?????)電脳空間のBLACK-ICE攻殻機動隊か?)と呼ばれる軍用の防御機構に対し正伍くんはチェスで戦えるらしいです すごいね ヤク中になっていた三咲を助け、そこで遊離の足跡を見つけますが、遊離は犯人ではなくむしろその濡れ衣を着せられたことを知ります。遊離も加わり、得体のしれない何者かに挑みますが、すでにその痕跡はなくなっていました。この物語の途中で、正伍は叔父の藍視との食事の最中、「彼の勤務するR.U.R社からセキュリティシステムとバイオピクセルが盗難されたということ」、「タイレル社に配属していたはずの第三世代オートマタが脱走したこと」を聞いていましたが、犯人として逮捕された人間と、この学校にニューロハッカーをばらまいた動機とがつながらないということも考え合わせると、「人間でないもの(すなわちその脱走したオートマタ)が、学校にニューロハッカーをばらまくことで不当に小銭を稼いでる」ということがうまくつながります。そこで藍視も一枚噛んでいるいるのでは......?的なこともまあ考えられなくもないですが、これはおいおいわかることなので割愛。

晶さんがいなくなり、姫風露とクロスリンクする中で見えた風景。それはR.U.R社のビルの屋上に晶さんがいる風景でした。正伍はその直観に従ってビルに乗り込み、最上階まで行きます。するとそこにいたのは晶さんと、姫風露に似た忍者のような装束を纏ったオートマタ。二人は戦い、晶さんは片腕をもがれる重傷を負います。晶さんはこの件をもってこの町からいなくなってしまいます。(ここで「ついていく」を選ぶとルートが変わります)

晶さんと戦ったオートマタの名は「散桜花」。彼女は晶との戦闘で負傷したのち、藍視のもとに匿われますが、そのことは三章では主人公にはわかりません。


第三章 "Heaven exists"(ひなルートと分岐あり)

晶さんから、「ひなの見舞いに行ってくれ」という趣旨の言伝を受け取った正伍は病院に行きます。「ひな」というのは、正伍が二章で公園にて助けた少女の事でした。晶はその少女をよく見舞いに行っていたのですが、正伍に助けられたとのエピソードを話してもひなは覚えていなかった、という前情報を知ったうえで、正伍は病院に行きます。

初めは正伍を拒絶するひなでしたが、正伍が晶さんの話によく出てくる男の子であることを知ったり、正伍の献身的な姿勢に対し、徐々に心を開いていきます。正伍はひなと本について話をしたり、チェスを教えたりするうちに、彼らはどんどん打ち解けていきます。

ひなはこの時代においても治せない"apocalypse diseases"と呼ばれるうちの一つ「コッペリア症候群」と呼ばれる病を患っていました(調べると「コッペリア症候群」という名前の病気はないですが、コッペリア自体はそういう名前の人形が登場するバレエがあるそうです)。彼女の体は病に侵され、次第に動かなくなる。それを回避するには、病の進行より早く臓器を移植しなければならない。そういうことで彼女は手術を重ねてきました。目などの体の器官はほぼ人工のものに置き換わり、彼女が「久遠寺ひな」である部分はもうすでに25%しか残っていませんでした。

ひなくらいの年の子であれば、PDA(でんわ)くらい全員持っていてしかるべきです。そこには様々な個人情報が入っているからです。しかしそれすらも持っていないひなは、まるで存在そのものが社会から認められていないかのようです。院内にいるオートマタ「エリーゼ」によると、彼女の両親はもう10年も彼女に会っていないとのこと。さらには、ひなの担当医は、ひなが自分を治してくれると言っていた「タマキせんせい」ではない人物だということ、様々なことが不自然に思われ、正伍は次第に疑いを強めていきます。

遊離との話で、なぜひなはエリーゼたちの事を嫌っているのか?といったことをいろいろ考えていくと、彼女は「人体実験のサンプルとして差し出された」と考えるとすべて説明がつくことが分かります。難病を治すための献体として、彼女は差し出され、望まない移植手術を受けている。しかもエリーゼたちは、患者の利益を優先して行動するはずなのに、移植を拒むひなの意志を無視しているということはつまり、彼女たちのロジック・レイヤーに何らかの異常があるのでは?とも想像されます。レイヤー0は「書き換え不可能」、レイヤー1は「オートマタのみ書き換え可能」、レイヤー2は「オーナーのみ書き換え可能」、レイヤー3は「オートマタがいるその環境下で流動的に変わる」という性質のある論理階層の事をロジック・レイヤーと言い、これは正伍の叔父、藍視が提唱した理論でした。
 
姫風露は、危ないことに首を突っ込んでいく正伍が心配でなりません。前までは正伍を守ることを最優先に考えていた彼女も、今では正伍の喜ぶ顔のほうが見たいと思考するようになりました。正伍は、エリーゼにばれたら出禁食らうレベルでアウトな「秘密のリハビリ」をすることで、ひながひとりで頑張って歩ける練習をします。そんなこんなで結局ばれてしまい、正伍は出禁を食らいます。オーマイ。

精神的に追い詰められ、次第に弱っていくひな。そして「神の御心」の概念を持ち出してひなの未来を語るエリーゼ達。次第に薄気味悪さが増していきます。遊離の助けも借りながら、ひなと連絡を取り続けますが、ついにその日はやってきます。病気の進行は収まっているはずなのに、ひなの手術がまた行われるとの通達がなされ、ひなはおびえ切ります。遊離と相談する中で、エリーゼたちは目先の報酬より長期的な報酬を優先する、「神」の概念を持ち出し、本来患者の利益を優先する行動原則「レイヤー0」に違反していないふりをしてきた、そしてその「神の御心」に従うことで、将来的に人間でない何者かにより報酬を得られると思考した、その結果が「久遠寺ひなの全身義体化」だったと判明します。

病院内のネットワークにアクセスしようと試みますが、恐ろしく情報量の多い相手に挑むのは危険すぎるとの判断がおります。人工衛星「インドラ」とつながり、大偽典図書館に匹敵する情報量をもった「偽神」に挑むには、電脳空間ではなく別のアプローチが必要だということになります。

完全にイかれたエリーゼ達により病院内はパニック寸前です。そんな中、エリーゼ達から頑張って逃げるひな。どんどん上の階を目指して逃げていきますが、屋上に到達したとき、待ち受けていたのはエリーゼ達によって作られた「道」でした。その先には鉄柵。彼女たちの膂力で曲げられた鉄柵は完全に開き、「そこから飛び降りろ」という唯一のメッセージだけを表していました。もう後がないひなは、完全に諦めてその空間から空中に向かって落ちていきます。

死を覚悟したひなのもとに姫風露が現れ、なんとか地上で受け止めます。電脳空間で偽神と戦う正伍もやっぱり厳しくて、もうだめかと思ったところで姉の声により助けられます。そして最後は、ひながエリーゼに「私はいま最高に幸せだ」と語りかけることで、彼女たちの暴走は止まります。

病院で騒ぎがあって駆け付ける人がいっぱいいた中、正伍は父の姿を見つけます。ひなの移植手術に関わっていた「タマキせんせい」はやはり自分の父親であり、人体実験に関わっていた父への怒りが爆発し、彼は父親をぶん殴ってしまいます。

事件のほとぼりがさめ、別の病院で病気の進行が止まっていることを確認できたひなは、正伍の後輩として学校に通うことができるまでになりました。(ここで正伍にとってひなは「彼女」と選ぶとルートが変わります)



第四章 "Zwischenzug" (散桜花、遊離ルートと分岐あり)

この副題チェスの用語だそうです。かっこよい。

遊離の誕生日が近いということで夏祭りに行こうと約束した遊離と正伍。遊離の方からいろいろモーションを掛けるのですが正伍くんはなびいてくれません。天邪鬼がたたりすぎて正伍もそういうもんだと受け流してしまってます。カワイソス

さて夏祭りの約束をつけて浮かれる遊離。浴衣なんかもノリノリで決めてますがそこにナンパ男がやってきます。うぜーなーとか適当に構ってたら暴力を振るわれそうになる大ピンチ。そんなところに現れたのは散桜花でした。彼女は藍視に「悪意(人間性)を証明しろ」という命を受け、遊離に接触したのでした。目標は正伍の殺害、ないし姫風露の排除。そのためにもっとも都合の良い人物だったのが遊離だったからです。遊離もこれを悟り、現時点で殺されない最適の判断をすることで、散桜花にとってメリットとなる返答をします。正伍に復讐したい、その気持ちを受け、散桜花も人選が正しかったと思います。

あくまで自分は武器なのだから、自分で殺すのは無意味だと考えた結果、人間を武器とする(=人間を使って殺害させる)ことが最適と判断した散桜花は、遊離に拳銃を渡し、それで正伍を殺害するように言います。

さて夏祭りの日。遊離とわいきゃいやってると、花火の時間になります。ノコノコ遊離についていくと、人目の少ない場所でバキューンとやられちゃいます。まじか。

遊離は学校で散桜花と落ちあい、正伍の殺害を果たしたことを告げます。しかし遊離の目的は散桜花の言いなりになることではなく、あくまで「そのフリをすること」でした。油断した背後から迫り、彼女の唯一の弱点である放熱機関の髪をバッサリ切り、銃弾を撃ち込みます。オートマタは自己修復の際に熱を発生するのですが、その排熱がうまくいかないと自己修復できない、それをついた遊離の攻撃はそこそこの効果を上げますが、事前に用意していたスプリンクラーを作動させた散桜花はそれを排熱の代わりにして反撃。遊離はメタメタにやられてしまいます。応急処置的に散桜花の動きを止めるもそれも限界、となったところでやってきたのは正伍と姫風露でした。遊離があの場で正伍を殺さなかったこと、そして姫風露が駆け付けたこと、三年前の姉から「学校に行け」という趣旨のメールが来たこと。すべての歯車がかみ合い、遊離はすんでの所で命拾いをします。

クロスリンクを通じて性能を向上させた姫風露は散桜花と戦います。もともと戦闘型でない姫風露に対して分が悪い勝負。正伍は姫風露について闘うことを決め、大事なところで散桜花の匕首の切っ先を弾丸でずらすことで姫風露を救い、反撃のチャンスを与えます。(ここで「姫風露をおいていく」を選択すると散桜花ルートに変わります)

満身創痍になった散桜花は逃走し、後に残される三人。急いで遊離のもとへと駆け寄ります。遊離もまだ息があり、重傷で済みそうでした。そして彼女を病院に連れていき、なんとか助かるのでした。(この後「君が好きだから」を選択すると遊離ルートに変わります)


第五章 "prosopopia"

さて満を持して姫風露ルートです。完全に付き合ってるよねみたいな関係になった姫風露と正伍ですが、いろいろ段階を踏んで付き合っていくというのをすっ飛ばしていきなりキスから入るような二人なので普通の距離感が分かりません。こまったなあとなりますがとりあえず二人にとってなじみ深いクロスリンクで気持ちを伝えた方が速いやろ!的な感じでクロスリンクします。なんやかんやで二人とも好きあっていることが分かったのでこっからにっちりねっちりエッチをしまくります。エッチシーンはめっちゃぬるぬる動きます。

なんやかんやあってもうちょっと近づきたいな~と思う正伍ですが、やっぱり頼れるのは晶さんです。もっと姫風露と仲良くなりたいよぉ~~~と思う正伍に、じゃあ何か贈り物をしたり、そうでなければ将来の予定を立ててあげればいいんじゃないですか、とアドバイスしてあげます。

ここで海に行くイベントが発生します。水着が一挙に開放される。すごい。帰り道、今日の事を振り返り、あれほど人を嫌っていた自分がほかの人間と交流できている、という自分の変化(成長)を感じ取り、正伍は初めて姉に、この日まで生かしておいてくれてありがとうと感謝をします

正伍はこっそりと姫風露にプレゼントを贈ることを考えていました。晶さんのアドバイスのおかげです。遊離が持っていた金属結晶をちょっと拝借して、姫風露に渡す指輪を作ってあげます。さて贈られた方はもう大変で、正伍とクロスリンクして好きの気持ちで溺れさせ、雨の降る夜の街に繰り出して外の展示掲示板をジャックして思い出ボムやらなんやらでやりたい放題です。さてそんな最中に突然篠月市上空の雲が晴れます。まあ天も僕らのこと祝福してくれとるんやろ~~~程度に考えていた正伍ですが、事はそんなに単純ではありませんでした。遊離によるとインドラが「自ら」動いて篠月市上空の雲を払った、ということ。これはつまりインドラが再び覚醒したことを意味しています。そして、クロスリンクから醒めたときに見えた「未来視」(RUR本社ビル屋上の晶や散桜花に襲われる遊離)も合わせると、一連の事象の背景に優灯がいる、インドラに優灯が眠っているのではないかということが分かります。


Final Chapter(優灯ルートと分岐あり)

さてそんなこんなで大変です。浮かれている場合ではありません。なんせ姉がまだこの世にいるかもしれないんですから。主人公はなんとか姉のもとに向かおうと頑張りますが姫風露は行かせてくれません。せっかく結ばれた正伍さんですもん。「私とお姉ちゃん、どっちが大事なの?」ってことです。どうしても優灯に会いたいよってことで頑張る正伍さんの姿勢をみて「あ、これ優灯がこいつの隣にいるべきだわ」ってなって、自分はこの場所にいるべきでないと思い詰めた姫風露は一人で勝手にどこかへ行ってしまいます。

目が覚めた正伍さんは大変です。「姫風露おらんやんけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ってなわけで急いで学校やら何やらいろいろ探しますがいるわけないです。遊離の元に電話を掛けるとなにやら意味深なことを言われ、ああ姫風露と遊離は結託してるのねということを悟ります。やばいぞ正伍君。しかも晶さんからは姫風露と遊離はもうタイレルにロックオンされていることも聞かされ、余計焦ります。

背に腹は代えられないなってなわけで彼は叔父である藍視のもとを訪れます。散桜花の一件で藍視への不信感を募らせていましたが、姫風露のいない中そんなことを言っている場合ではねえっちゅうこんで、どうにかしようと考えます。まあ結局のところ、散桜花がそこにはいたのでこいつと結託して電脳世界にダイブ、先にインドラの中枢の優灯のところまで行くっていう目標(そこから「優灯の存在を消すか残すか」という問題に関しては別なので)で合意し、電脳世界にダイブします。ダイブの仕方はもう皆さんご存知ですよね?

「クロスリンク」です。

散桜花ともキスをし、これでキス経験者を一人増やしてしまった正伍君ですが今はそれよりも一刻も早く優灯の所へ行くのが先です。防壁を突破し(ここの散桜花かわいい)、インドラの中枢に行った先にいたのはやはり姫風露と遊離でした。おまけに偽神がいましたがこいつは特に関係がありません。()

さらに天のゆりかご(タイトル回収)に浮かんでいたのは死んだはずの姉「優灯」でした。死ぬ間際に姉はインドラに自分の情報を移したのです。


さてこっから先は行かせねえぞってことで能力者によるバトルです。(叔父さんからはそんなことやってねえで早くしろと言われますが)散桜花と遊離はドンパチやりますが正伍と姫風露は何でバトるかもう皆さんご存知ですよね?

「チェス」です。

一世一代の大勝負です。「姫風露に負けるのも楽しい」とか言ってる場合ではない。彼女からこれまでの戦績の勝率は3%だと非情な宣告をされても頑張ります。めっちゃ投了を促されますが負けません......けども、いざチェスが始まると大変ですよね。だって駒取られるのが物理的なダメージとして加わります。自分の駒取られても痛いし相手の駒とっても痛い。結局相手を傷つける覚悟ができてないのは自分だって言われて正伍さん茫然自失です。

もうこれ以上無理や......と思うとチェスのフィールドから解放されます。散桜花と遊離の決着はついていませんが正伍さんはもうボロボロ。おまけに姫風露には自分だけチェスフィールドに閉じ込められるし散々です。姫風露は自分を捨て、遊離を正伍の隣に再び取り戻させようと、自分一人で天に浮かぶ優灯の所へ行ってしまいます。

遊離のポジション的には「正伍には頑張ってほしいし姫風露にも消えてほしくない」ってんで優先順位的には明らかに優灯より姫風露の方が上だし、散桜花のポジション的にも姫風露は妹なので救いたい気持ちがあります。そんな思いを受けて、救うのを選択するのは正伍です。姫風露を選ぶか優灯を選ぶか。(ここで優灯を選ぶと優灯ルートに変わります)

姫風露を救いたい、そう願った正伍は、自らの力で姉と決別します。その選択をした姉は、弟の決断を温かく受け入れます。正伍も自分が周りの人に助けられ、成長できた証としてこの結末を受け入れます。

八郷藍視は妹が大好きだったんですね。彼の目標はより神に近い存在を造る(すなわち人間より優れた機械を作る)ことだったので、人間という範疇を超えられないエディテッドも好ましく思っていないし、何より自分の妹(正伍の母)が儲けた子供がエディテッドで、成長するにつれ妹に似ていくなんて見ていられません。そのうえ妹が自力で子供(正伍)を産んだら、妹がそもそも死んでしまった。これほど悲しいことはありません。正伍にも出来れば姉を喪失した悲しみの中を、姫風露という麻酔で眠らせておきたかった。しかしその出会いや、彼の言うところの「クロスリンクなどというふざけた論理」により正伍は目を覚ましてしまった、だからもう彼に残されたのは「正伍に対する復讐」その一点のみでした。

さて散桜花ですが彼女も根っからの悪ではありません。むしろまあ姫風露を見てればわかるのですがめちゃくちゃ妹思いいのオートマタです。なのでここで正伍を守ってしまうんですね。「妹が大切にしていたものを守れば、妹の気持ちが分かるかもしれない」と思って。藍視に殺されかけてた正伍を部屋からなんとか連れ出し、エレベーターに突っ込んで正伍を逃すことには成功しました。問題は自分がどうやって逃げるかっちゅーことです。まあ藍視もアホではないのでここで散桜花を破壊しようと躍起になります。散桜花もめっちゃ頑張るんですがマシンガン積んだヘリには勝てずここで息絶えます。カワイソス

散桜花に救われた正伍はもうゴールが見えています。あとは姫風露に会うだけなんですから。一方の姫風露ですが、正伍父の研究室にいた晶さんや遊離、ひな、正伍父と別れ、こちらも正伍さんに会うだけです。もう充電もないですがそこは愛の力で頑張ります。ルンルン気分で人ん家の屋根の上を飛び歩いておうちに向かいます。あああの角を曲がれば正伍さんに会える!


なんて人生単純じゃあないですよね?


待っていたのは鉛玉の雨でした。タイレル側にはもう撤退の連絡が出ていたはず、だったんですが、タイミング的に最悪だったみたいです。(姫風露の気持ちがはやりすぎたのかもしれないけど)最悪のコンディションの中攻撃されて、自己修復もうまくいきません。このまま死を受け入れるしかありません。正伍が追いついたのはその直後でした。ボロボロになった姫風露が道で倒れています。もうこれ以上はしんどいんですが結局正伍は何もすることができず、ただ姫風露が腕の中で息を引き取るのを見ていることしかできませんでした。


もう夏休みです。正伍は好きな人を失った喪失感から立ち直れません。そんな正伍に元気を出してもらおうと遊離とひなは無理やり彼を旅行に連れ出します。行先も分からないまま飛行機に乗せられ、彼だけバスにのせられて終点まで。

そこに待っていたのは「青の聖域」でした。しかしそこはもう一面青ではなく、フウロソウで赤く(ピンク色)になっていました。QPに説明を求めたところ、かつて遺伝子改良で一面青だったが、病気の収束とともに本来の種が復活、青の花は役目を終え、この場所は本来の姿を取り戻したんだ、ということだそうです。

かつて姉と行くことを夢見た憧れの場所。その変わりように愕然とする正伍。その後ろから近づく足音。正伍はほんの少しだけ期待しながら後ろを振り返ります。そこにいたのは晶さんでした。 

なんだ晶さんか~~~とか思うのですが、正直こころがしんどい状態になっていた正伍にとって晶さんは人生の先生であり、甘えられる存在です。いろいろな思いが胸にこみあげてちょっと厳しくなる正伍。そんな正伍を晶さんは優しく慰めます。

さて晶さんは正伍に紹介したい人がいると言います。なんでも人生の甘さを教えてくれるエキスパートだそうで。晶さんに呼ばれてきたのは、正伍の知らない一人の少女。でもその髪の色は明らかに彼の知っているものです。彼の前に出てきてもなお、その少女はしゃべってくれません。正伍も彼女の名前を呼べません。だって別人だったら自分の心が苦しくなるから。そんな無責任な期待、本当はしてはいけないんです。

風が吹き、少女の帽子が飛ばされます。その帽子を探すように、二人は花の中を歩きます。歩いていると、少女は鼻歌を歌い始めます。その歌は、彼女が雨の降る街で、喜びの花を顔いっぱいに咲かせて歌った歌。二人をつなぐ歌でした。正伍の思いは確信に変わります。

「姫風露」正伍は彼女の名前を呼んであげます。もう間違えることはありません。その声に、それまでうつむいていた少女の顔は笑顔になります。優灯の元へ行く前、遊離の提案で姫風露は正伍の父の研究室にあった「ホムンクルス」とクロスリンクをしていました。もともと姫風露の体は植物細胞である「ネルンボ・ナタ」(このナタは実は哪吒からとっているそうです)に金属の結晶構造を学ばせたもの(だから姫風露の自己再生機能ってのは液体金属のそれに近いんですけど)で、これの応用はうまくいっていたのですが、ほならね、人間の細胞を学ばせたらどうですか?ってやって作ったのがそのホムンクルスでした。本当は、正伍父は優灯やひなの体に使うためにそのホムンクルスを作ったみたいなんですけど、結局人間をデータ化して移すのは不可能などなどの理由からうまくいきませんでした。

でもそこは天才少女遊離ちゃん。姫風露にホムンクルスとのクロスリンクを提言して行ってみると、なんと姫風露の意識がホムンクルスにも移ります。いわばバックアップできる状態(ただし書き込むことは出来ないので姫風露→ホムンクルス→姫風露は不可)になりました。それで、遊離は最悪姫風露が破壊されても、意識のバックアップはこのホムンクルスに移した状態を保ったままの状態にすることを可能にし、姫風露を正伍父の研究室から正伍の元へと向かわせ、最悪のシナリオ通り姫風露本体は破壊されるものの、記憶の引継ぎは成功した状態にすることができました。正伍くんは一生遊離に足を向けて寝ることができません。

姫風露も彼女なりに自分の正体を明かすのに抵抗があったみたいです。今の自分を正伍が「姫風露」として受け入れてくれるかどうかはわかりませんでした。スペックはガタ落ち(姫風露比)、クロスリンクは出来ない。おまけに寿命付きです。でもそんな心配全くいりませんでした。正伍は彼女をもう一度「姫風露」として受け入れます。そして彼らは幸せに結ばれましたとさ。



ハッピーエンドとしてはこの上ない良さだったと思います。アンドロイドや、「記憶をデータ化して云々」的な話は「淫靡蕩少女 -抗いし純真なる少女-」でも扱われた題材で、こちらも人間の本質(生きているから人間か/機械だから人工知能なのか、ならばヒューマノイドに意識をうつした人間は人間か?など)に深く切り込む作品でとても優れていると思うのですが、この「Missing-X-Link」もそういった題材を内包しつつ、より現実世界に密着させたストーリー展開でとてもよかったと思います。この二作品、本当に甲乙つけがたい。

また、人工知能に芽生える「心」の存在の答えとして「他人の心は他人の中にあるのではなく、彼らの言葉を通じて、私たち自身の心の中に作られる」という見解を与えていたのも秀逸だと思いました。アンドロイド研究の大家である石黒浩教授も同じようなことを言っていたなあなんておもうとやっぱりこれ共通解だよなと思います。

キャラクターにおいても、誰一人として無駄な登場人物が存在しない、素晴らしい采配だったと思います。ちゃんとヒールがヒールしてたし(藍視の立ち位置がよかった)それぞれのキャラが立っていたのは本当にすごいの一言です。QPの扱い結構難しいと思うんですけどコイツも要所要所で活躍していてええやんってなりました。話の中心にチェスが置かれていたのですがこれも「人工知能によって解決された問題」というアプローチからその話題を絡ませられていたのも、間違いなくこれを唯一無二の作品にした要因だと思います。僕的にはちゃんとお店に出てくるアンドロイドやエリーゼのようなキャラクターがしっかり描かれていたのがオイシかったです。本当に素晴らしい作品だった。
(あと割とパロネタとかが挟まってたりするのでこういうの探すのも楽しいかもです)



他のルートの記事も書こうと思いましたがこれ自体十分カロリー高くて断念。ストーリー的には遊離が一番好みです。伏線回収がめちゃくちゃに巧み。また、優灯ルートも僕の中では最高にディストピア感があって好きです。散桜花は個人的にかなり好きなキャラなのでファンディスクとか出たらたくさんやんやんしてほしいな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~という願望をここで書いておきます(ただ晶やひな、遊離ルートをクリアすると後日譚的なのがあるからFDは厳しいのかしら。)何れにせよ出してくれたら買うのでfluorite様本当によろしくお願いします。

その日の獣には、 祈莉√

記事は鮮度が命!!!!


以下多大なネタバレを含みます


なんで祈莉が律希母の台本を持っているんじゃい、という疑問は誰もがきっと思うはずです んで瑠奈ちゃんもちゃんと訊いてくれるんですけど微妙にはぐらかされてしまう(思い返したけど祈莉がクロガネにもらったことを隠しているのであれば別にそれはそれでいいんだけど、でもそれであれば台本を貰ったことによる代償もないのはなんだかなあとは思う 別にその台本だけ渡しても成功するわけではないとクロガネ自身分かってるのにそのチョイスをした意味がよく分からんかった)

まあそれはそれとしてです 詩乃さんも「伝説の」というくらいの台本なのだから演劇部員で知らん奴おるのもどうなん?とか思った 言葉の選択で誇張しすぎたのかな

さて、「演劇に関する願いをなんでもかなえてくれるクロガネチャン」という噂がどこから湧いたかは知らんけど、とりあえずクロガネはその台本を使って素晴らしい舞台が見たい、だから祈莉に台本を渡したのだそうです クロガネにより祈莉が「獣」に選ばれた、ということでしたが、なぜ選ばれたのかまでは教えてくれませんでした

自分の実力不足を自覚している祈莉はクロガネに力を借ります それでも練習自体はやめずに頑張ります 湖畔で練習している姿を見て律希君はいいな~とか思っちゃったりして、そんなこんなで練習中に律希君が祈莉に「好き」と言っちゃうところからお話は動き出します まあもともと目を合わせるシーンがうまくできなくてれんしゅうしましょうね~~~~ってなってた時に主人公の方が祈莉の余りの可愛さに自爆して口走っちゃっただけなんですけど

雑に空気を読んでその他二人は先に帰り、残された二人で教室エッチ!!!!!!!!!!!!!!!!! 気が早い

で、その後祈莉ちゃんは女子二人に律希くんとお付き合いしていることをめっちゃ可愛く伝えます 尊死した 完全に練習してるもんだと思ってた二人はバチクソ驚くわけですが、舞雪は悲しそうです だって律希君のことをずっと好きだったのだから

律希は舞雪に、体の関係を持ってしまったのにそのこと謝らないまま祈莉と付き合い始めてしまってごめんなさいと謝罪します 舞雪の方も「これからは幼馴染としてやっていこう」的な感じになって、舞雪は二人の恋を祝福し、背中を押してあげようとしますが、「おめでとう」といった言葉は震えていました

舞雪は一人で帰ります そして道中で自分の恋が終わってしまったことをよくよく考えてしまって泣きます そんなところに菫さんが来ます 弱り切っていたので苦手な姉でも甘えたいよね 恋が成就しなかったことを打ち明け号泣 ここめっちゃつらい 最終的には「律くんが幸せになって、ずっと笑っていてくれるのなら、私はそれでじゅうぶんだよ」と締めくくり、ここで舞雪の恋は終わります つらい 本当につらい

さてラブラブの二人はデートをします 祈莉の立ち絵がもう可愛すぎて死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ ごちそうさまでした そして二人は祈莉の部屋で獣になった祈莉を人間に戻す儀式(意味深)をします

祈莉は台本についてよくよく考えてみます 物語は、虚構の中に真実を隠している、だからこの物語にも、何か語りえなかった真実があるのではないか、と そして「恋は終わるから恋である、その終わりも二種類あり、成就か失恋かだ」という結論に辿りつきます そして自分の恋も「失恋」に近づいていることを悟り、心の隅に不安を抱えたまま日々を過ごします

そんな祈莉を心配に思う主人公ですが、舞台を成功させたい、そのためには自分の犠牲もいとわない(ここは台本に登場する花の少女とかぶりますね)という気持ちの祈莉は「だいじょうぶ」と言って主人公の追及をかわしてしまいます

本番まで残り少なくなり、幸せな日々も長くは続かないことに苛まれ、次第に祈莉は疲弊していきます 半ば自暴自棄になって、本番までもう自分に関わらないでほしいなんて言っちゃったりしますが、そこはほかの三人が祈莉の「友達」として彼女を助けます 「友達」と過ごした時間の大切さに気付いた祈莉は、かけがえのないものを失いたくないと思うようになり、クロガネに力を返します そして、彼女は本当の笑顔を取り戻します

さて、祈莉は台本のタイトル「ソノヒノケモノニハ、」の不自然な読点が気になります この後に続きがあるのではないか?本当はこの後に続く物語があるのではないか?と思った祈莉は主人公と話し、物語の結末を変える選択をします

「命と引き換えにこの身をささげる、はじめはそれでいいと思っていた」「しかし少女は獣(青年)に恋をしてしまった」「私が消えても忘れないでほしい、それが生きた証だから」「その日の私には、本当の獣(あなた)が見えた」
となって終わるハズでしたが、ここに続きを足します

「人は本質的に孤独だ」「しかし孤独を嘆いてはいけない」「孤独とはひとりでいることではない」「人は孤独を知ることで孤独ではなくなる」
「人が愛を持ち、人を知ったとき、人は人をいつくしみ、人のために生きることを選択する」「私は消えてはならない、支え、支えしこそ、本当の生なのだから」

と、花の少女はここで消える選択をしないで、獣と生きる選択をします。そして、

「その日の獣には、大切な家族ができたのだ」

と締めくくり、大喝采の中、物語は幕を下ろします

すでに台本修正前までの彼らの演技を見て十分満足していたクロガネですが、続きまでちゃんと見てさらに満足し、彼らの輝かしい未来を願いながら成仏します よかったね

結局「この台本は律希母からクロガネに対するラブレターだったのでは?」という推測を立てる祈莉 

悲恋にするつもりは無かったのだが、何らかの事情でそれが叶わない恋であると知り、結末をこうすることで身を引こうとした でも本当はずっとそばにいたかった

想いを伝えると迷惑になってしまうのではないだろうか だから台本にその思いを閉じ込めた(本当の気持ちは書けなかった)のだと考えます おそらく合っているのでしょう クロガネが死んだ後に書き直されてこのような結末になってしまったのかもしれません

さて、発表もうまくいき、選考会を突破しました 湖で野外セックスをします おい

最終的に愛を確かめ合い、子供が欲しいね~~~なんてのほほんとした会話をしながら、「いまはこの日常というありふれた幸せだけで、じゅうぶんだった」と締めくくられます

嘘 最後に「そして、心の中に眠る獣は人となり、その恋は永遠となった」となります

暗転して、

I start a brand-new life with you. Along with their time has begun to move again.

と映し出され、エンドロールになります

あまり適当な考察をすると怒られが発生するのですが、前半の文章は祈莉視点の事で、後半のtheirはまあ素直にとれば「律希と祈莉」となりますが、祈莉が「獣」に選ばれたということや、わざわざ「止まっていた時間」ということと、そして「獣が人になった」ということも考えれば、「クロガネと律希母」ともとれるんじゃないのかな~とかなんとか思ったりしました


メッセージ性としては、やっぱりminori王道の「人を愛することの美しさ、すばらしさ」というのが前面にあると思うのですが、今作は「人とのつながりの大切さ」というのもあったように思えます。ヒロイン三人どれをとっても、彼女たちが抱える心の暗部を解消するには誰かの助け(主に律希)が必要になったし、そもそも彼らが舞台を作ることにおいては、全員の協力が必要になるものでした。逆に、人とのつながりがないと、一度転落したら人は這いあがってこれないとも読み取れて、それはそうだよな~~~みたいな気持ちになりました。
また「じゅうぶんな、はずだった」から「じゅうぶんだった」という心の動きが結構描かれていて、「足るを知る」の概念が散りばめられていたのも教訓的だなと思いました 個人的には知足は結構好きな概念なのでいいのですが作中では妥協ラインが「二人で幸せな未来を見る」なので教訓的とは......?みたいな気持ちにはなる

良かった点
・祈莉かわいい!!!!!!!!!!!!シロネもそうだったけどminoriの銀髪ヒロイン最高か?????????????????????
・三つの話の中では(核心に迫るという意味もあってか)読んでいて違和感が少なかった
・メッセージ性が美しい(ここの現実性は問うてなくて、そもそも論として現実的ではない)

よくなかった点
・祈莉ちゃん、普段の声はいいんだけども、喘ぎ声がふにゃふにゃしすぎてて集中できなかった たぶんこういうのが好きな人もいるとは思うけど

よくなかった点ではないけど、クロガネがいかにもヒールなのに全然そうでもなくてなんやねん......という気持ちにはなった



面白かったです ただめっちゃいい!!!とはなれなかった キャラ作りとかストーリーの組み方とか参考になりました

その日の獣には、 舞雪√

その日の獣には、を完走したので舞雪ルートから覚えていることを書きます。と言ってももう三週間前の事なので覚えているところが怪しいんですけど。


以下多大なネタバレを含みます。



完全に忘れててワロタ 

とりあえず話の核になっているのは「自分より優秀な姉に対する劣等感」というところかしら 
舞雪はずっと律希の事が好きで、(ルートの都合上)律希にヒロインに選んでもらったのだからその期待にこたえたいと頑張るんだけどどうにもならなくて、そういう風に葛藤するタイミングで、普段学園内でもあまり会わない姉に会ってしまい、より肩身の狭さを実感する で、そういうことも重なって結局クロガネの力を借りることになります

演技の質は上昇しますが舞雪は、迫りくるタイムリミット(大事なものを失う)に怯えを隠せなくなります それを律希君は頑張って救います
舞台がうまくいかなくてもいいから舞雪との思い出の方が大切だという言葉に動かされ、舞雪はクロガネに力を返す決断をします

力を失ってしまったけど、代わりに律希と本当に恋人という意味で付き合うようになり、律希のぬくもりを知ったことで自分の心に余裕が持てるようになります 姉との確執もここで解けて仲直りをします

もともと「舞雪」という名前があまり好きではなかった(はかなく消えてしまいそうという理由で)、姉の「菫」という名前の方がよかった、と思っていた彼女ですが、今ではそれも愛せるようになりました

そして、二人で愛し合える未来があるだけで十分だった、というオチになります





こんな感じだったような気がする ウエーやっぱり時間おくと記憶から消えてしまう

いい感じの一言は
Anytime. Anywhere. Everything lights two of us.
でした 超絶プラス思考すぎて見習いたい


よかった点は
・舞雪かわいい 「がんばれ!わたし」が二回出てくるけどそれぞれが舞雪の心境の変化を如実に表していたけどこの一言すごく効果的だと思う
・CVはminori専属声優くすはらゆいさんで、最初声聞いたときになんか声が媚びすぎてないか?このキャラに合うのかな、とか不安に思ったりしたけどだんだん合ってきて、最終的に見れば舞雪のおどおどした感じとかザ・可愛いを表現するにはこの人で良かったなあという気持ちになった
・菫さんの裸差分がある(おぱいにほくろがある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!エチチチチ)

ちょっと不満に思ったのは
・菫さんのキャラが濃すぎる、風呂場の脱衣所でしゃべるシーンが冗長
・舞雪の私服がダサい

みたいな感じです 兄弟姉妹で比べられる、というテーマを扱ったものとしては普通に良かったと思います 舞雪の性格的な面もこういうところから来てるんだなーとか思うと納得できるところはありました

AtCoder(C++、max、累乗)

C++で複数個(2つ以上)の値の最大値が欲しければ、
#include (アルゴリズムと打ちましょう)

としてから
max({a,b,c})
とする 中括弧を忘れないように

ちなみに二つの時はmax(a,b)でいいっぽい なんでやねん





累乗が欲しかったら
#include

としてから
pow(n,k)

とすればn**kが出る

7月までの目標

目標立てとかないと動けないことにようやく気付いたので立てます

大目標

①取った科目は全部優をとる
AtCoder水色になる(プログラミングをする)
③情報を勉強する
④エロゲをやる
⑤R18ssを書く

中目標


- 物性・生命を早いうちに仕上げて(できれば5月中旬までに)、演習をやる

  • キゴロンは毎週予習してから行く
  • 人間行動基礎論は月曜日の空きコマとかに毎回復習する
  • 量子コンも毎回予習してから行く、レポートをさっさと片づける

  • python3で~500点の問題に戦える力をつける
  • C++C言語の入力に困らないくらいにはなる(~300点の問題を実装できるくらいにはなる)
  • できたらLisp(Scheme)の勉強をする

  • 情報の教科書読む
  • 学校のPCなりでLinuxに触れる


- その日の獣には、
- Misssing -X- Link
- レビューも頑張って書く


- 音声作品シナリオコンテスト(~ゴールデンウィーク

  • 販売用(~7月までに毎月一本)