tooh’s diary

半角全角、常体敬体が入り乱れるカオス

Missing-X-Link 姫風露√ (感想など)

こんにちは。平成最後の徹夜をエロゲに費やし、平成と令和の境目もエロゲに費やしたとーです。

2019/4/26に発売された「Missing-X-Link 天のゆりかご、伽の花」の振り返りをします


ルート分岐が姫風露、遊離、晶、ひな、優灯、散桜花の6つあるっぽいんですけど、とりあえず全部見たので覚えてる部分で振り返り

ものっそいざっくりしたまとめなので情報の確実性は保証しません 詳しくはちゃんと買って自分の目で見ましょう!!!!!!!
6ルート(と言っても実質姫風露と遊離がメインなので4ルート)を完全に見終えるのに大体30時間くらいかかりました 内容も優れていながら展開のテンポもいい、優れた作品だと思います


共通ルートの方から振り返ります



<ネタバレしかないです。注意>






一章 "knock the door of my heart"(共通)

「正ちゃん知ってる?唇はね、心のドアなの」

高校一年生の正伍という名の少年は家に一人暮らしをしています。父は研究者で家におらず、母は少年を生んだ際に亡くなり、姉も亡くしており、姉の死によって心を閉ざしてしまった正伍は、学校でも不用意に人とかかわることを恐れ、いつも一人。そんな中、正伍の家に一体の「オートマタ」が届きます。オートマタっちゅっても構成物的には「液体金属」に近そう。

初めは父の厄介払いとして送られてきたものだと思っていた正伍も、目を覚まさない、美しい女性の形をしたものに向かうと自然と言葉が出てきます。そして、なんの反応も返さないオートマタに向かって、少年は姉との思い出を毎日語ります。

姉はエディテッドと呼ばれる存在(いわゆるデザイナーベビー)で、遺伝子操作を施されて生まれてきた子供。普通の人間に比べて能力も優れていて、陸上やチェスといった分野で活躍します。そして、次に活躍したのが「人工知能研究」の分野でした。人工知能に「人格」を持たせる方法として「活喩法(プロソポピア)」を考案した彼女は、論文に名を残し、優れた発見をした天才として取材を受けます。

取材の中、ある記者に「様々な分野で活躍しながら、その後その分野から手を引いてしまう。エディテッドとして優れた活躍をすることについてどう思うか」という趣旨の意地の悪い質問をされますが、それに対して、「この研究も母の遺志を継いだだけ。家族と一緒に過ごす時間の方が大切だ」と言ってのけます。「両親と血のつながりがない」ということに関しても、「人間の魂は肉体(ジーン)ではなく言葉(ミーム)によって生まれいずる」、だから両親の言葉を受けて育った自分はこの家族の一員だ、と言います。

そんなふうに優秀で、家族思いで、何よりも弟想いだった姉の後姿をみて育った正伍にとって、姉の死は衝撃的なものでした。姉は研究中の事故で亡くなった、自分はその事故現場から一人生き残ったかわいそうな子として周りから好機の視線にさらされ、正伍の心は閉ざされていきました。

姉との思い出を、オートマタに聞かせるうちに、その語る思い出の輪郭もぼやけていきます。最後にと正伍は、姉と訪れる約束をしていた「青の聖域国営ひたち海浜公園」についての話をして、正伍は眠りにつきます。

姉のことを思い出したからか、姉が死んだ日の事を思い出してしまう正伍。はっと目が覚めて嫌な思いをぬぐうように雨の降る外に出ます。あてもなく町を歩いていると、姉の後ろ姿を見つけます。振り返った顔も姉そのもの、幻覚ではないと思い後を追いかけますが、その姿はもう二度と捕まえることができません。

そんなこんなで家に帰ってくると、なんと隣の家が燃えているではありませんか(マジか)。家にいなくてよかったとは思うものの、家の中で眠るオートマタを助けたいという思いから、正伍は家に飛び込み、姉の「唇は心のドア」という言葉を思い出し、オートマタとキスをします。「架橋(クロスリンク)」という機能で、「姫風露」と名付けられたオートマタと正伍は電脳空間で一つになり、姫風露は起動し、正伍を家の中から助け出します。

起動したときに周りの状況が把握できないとまずいから、という理由で外界の情報をスリープ中でも取り込んでいたという姫風露は、正伍が語ってくれた思い出を全部聞いていました。「もうすべてを失ってしまった方が楽なのではないか?」と問いかける正伍にも「これ以上何も失うべきではない」と慈愛を持って答えます。正伍は彼女の腕の中で、彼女は姉の喪失で空いた心の穴を埋めてくれる存在なのではないか?と思い始めます。

「姫風露は僕の何なのか?」という問いかけに、彼女は「それは正伍さんが規定するものだ」と答える。第三世代型である彼女は、フレーム問題の所為で限られた範囲内でしか活動できなかった第二世代型のデータを持っている「大偽典図書館」とつながることができ、まるで本当に人間のようにふるまいます。正伍に「私はあなたを愛します。無条件に、そして無制限に」と語りかける彼女のあり方は、まさに優灯から正伍に対する思いそのものでした。



二章 "cookie in the can"(晶ルートと分岐あり)

これ書いとかないと忘れちゃうんで書いときますが、この副題は後の遊離ルートで重要な役割を果たします

姫風露の出会いから二年が経ちました。ある朝宿題をやり忘れて、クロスリンクのズルを使って父のデータベースから適当に情報を探し、宿題を終えます。そんな中見つけた一つのデータ。「セクレタリ」という、PDA(でんわ)の中に存在するアシスタント(iPhoneのSiriみたいなやつ)のデータらしいんですけど、解凍を終えて出てきたのはよくわからない生物「QP」でした。クラスメイトとの会話中「その通りだ、インポ野郎。レディの誘いを断るとは、それでもキ〇タマついてんのか」とか言っちゃうくらい口が悪いヤツですが、正伍は姉の残してくれたものだからということでしぶしぶPDAの中に残しておきます。

姉の死以来、繋がりがなくなってしまうことを恐れて人とかかわりを持つことを避けてきた正伍に対し、少しづつ人と繋がりを持っていこうと努力することを促す姫風露ですが、持ち前のコミュ障を発揮して「やっぱ人としゃべんの疲れる......」となる主人公(わかる)

そんな帰り道、公園で一人の少女と出会います。病弱そうなその子はスリッパをはいたままで、なんで外に出てきたのか不思議に思う正伍。駅への道を教えてメモにして渡すと、少女が突然胸の苦しみを訴えます。なんとか呼吸を楽にさせてあげようとQPの助言も聴きつつやっていたのですが、そこに駆け付けたかっこいいお姉さんに連れ添われて、少女は病院に戻っていきます。

すっかり姫風露を信頼した正伍は、姫風露に膝枕してもらいながら今日あった泣き言を垂れます。ずるすんな。
翌日、「水城遊離」という名の転校生がやってきます。姉とうり二つの容姿をもちながら、その性格は真反対。正伍に嘘をついたりからかったりで振り回されっぱなしです。無理やりデートに誘われ、彼女との会話の中で「嘘は嫌いだ」と漏らすと、彼女は「嘘が好き、だからこの町が好き」と返します。さらには駄菓子屋で買った当たり付きアイスも「当たったからいらない」という意味不明なことをいって去っていきます。

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さて、そんなこんなで中間考査の季節がやってまいります。隣のクラスから「これを使うとテスト勉強のストレスが吹っ飛ぶの」とかいうどう考えてもドヤバい話が聞こえてきますがそんなことは正伍の耳に入っただけで何にもなりません。さて、一年生のときから何度か話しかけてきた「春間三咲」というクラスメイトが、正伍のもとにやってきては「水城遊離の周りで人が死ぬ」という不吉な話をします。彼女になにかされているなら教えろ、と言われた正伍は、三咲がクラスの代表として自分に忠告しているんだろうなとはうすうす感じながらも、とりあえずその場はやり過ごします。

放課後、遊離が一人ゴミ箱の前で立っているのを見つけます。なんやかんやあって遊離がゴミ箱を蹴倒すと、中から彼女のカバンやら靴やらが出てきます。いいタイミングで三咲から電話がかかってきてとると、告白の返事を聞かせてほしいと言います。それを聞いていた遊離はPDAを奪い取り、画面に向かって正伍とのキスを映し、三咲に見せつけます。三咲がトップに立って他人に指示を出し、自らの手を汚さず遊離を排除しようとしたこと、正伍に近づいていたのは「遊離が持っている(ように見える)ものを奪い、トロフィーとして見せびらかしたい」という下卑た考えによるものだ、ということが発覚し、正伍は彼女らの間で身動きが取れなくなります。精神的につらいことがたたった正伍はまた姫風露とクロスリンクして慰めてもらいます。

さて翌日、そんなこともあってか学校をさぼる正伍。公園に行くとまたあのお姉さんがいて、何やら黒服の男たちをボコボコにしています。聞くと望まない結婚をさせられた花嫁を救い出してあげたとのこと。「弦馬晶」と名乗ったその女性といろいろ話し、「経験の価値」についての話を聞かされます。彼女によると、「経験を積むことで、自分の中の選択肢が広がると思いがちだが、事実その逆で、選択肢は狭くなり、より明確なものになっていく」と言います。これは大偽典図書館と同じ仕組みだよなあなんて思いました。

晶さんとも話し、ぶつかってこいの一言で背中を押された正伍は、遊離と三咲、二人の仲を取り持つために、あえて自分が悪者である選択をすることを選びます。その選択により、自分はクズの役回りを押し付けられますが、なんとか二人は仲直りすることができました。しかし遊離は正伍に対する怒りが収まらない様子。どうやら正伍に「優灯」以下の存在であるとみなされたことをいつまでも根に持っているご様子。正伍はそんな彼女にビクビクしながら学校生活を送ることになります。

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ドキドキ学園生活をしているとなにやらクラスに教育実習生が来るらしいとのこと。やってきたのは晶さんでした。なんで。
担任の座どころか英語の授業すらジャックした彼女は、自分に英語でやりたいことをプレゼンして通じたらそれをやっていい、とかいう自由な授業をします。とうぜんそんなことも思いつかずにぼーっとしてた正伍は最後まで残り、晶先生につかまります。すると、彼女は正伍の服に「探してごらん」との趣旨がかかれたメモ書きを発見。先生にばれずに抜け出した水城遊離がこのメモの主だと思った正伍と晶は、屋上に行ってみたりして遊離を探します。

道中で「いろいろな体験をすることのすばらしさ」を教えてくれる晶さん。「待っているだけじゃあ始まらない。人生を面白くするコツは、自分から興味を持つことだ」と言います。晶の「興味を持つことは、そいつの価値を認める」という発言は、遊離と正伍の関係性を暗示したようでした。

二手に分かれて図書室に向かう途中、遊離と三咲の言い争う声が聞こえます。何かを渡せ、と怒鳴る三咲。盗み聞きをしていると、三咲がラリった状態で部屋からでてきます。図書室をのぞいてみれば、中には一人でいる遊離。正伍に「遅い」と言いつつも、その声には安堵感があります。晶さんも駆けつけ、この授業はこれで終わりになります。

家に帰ると、姫風露がいる安心感。彼女に晶さんから聞いた価値観を話すと、彼女はそれを真っ向から否定します。「たくさんの経験をする」よりも、「自分の思いを分かち合える人がいる方がいる方が大切だ」と言い、晶はこの世にいくらでも素晴らしいものがあると思っているかもしれないが、姫風露自身は「この世界からおうちと正伍さん以外が消えたとしても幸せだ」と言い切ります。正伍はここで、晶の考え方を受け入れつつも、彼女と姫風露の相容れない部分を自覚することになりました。

さて、物語はまず一つ目の山を迎えます。ここでテーマになるのは「ニューロハッカー」と呼ばれるドラッグの一種。学校では欠席者が次第に増え、その原因はニューロハッカーによるものだと特定した晶と正伍。ニューロハッカーの正体は生体素子(バイオピクセル)で、これは姫風露の体を構成する一部です。これを介して、正伍と姫風露はクロスリンクをしていたため、ニューロハッカーを利用したことのない正伍は、晶が受けるはずだった影響をモロに受けてしまいます。晶は正伍を疑えず、姫風露に対して向けた疑いも、晶自身が彼女とクロスリンクすることで晴れます。ここでも、晶と姫風露の意見は食い違います。晶はニューロハッカーの早期撲滅が最優先と語る一方、姫風露は正伍を危険な目には合わせられないと。しかし長期的な視座に立った晶の意見の正当性を理解し、三人はニューロハッカーについて調査を開始することにします。(ここで、ドラッグの影響によってかなうはずのない幸せな風景を見てしまい、それから覚めた正伍が心に傷を負った時も、晶との約束でそれを語れなかった正伍に対し、姫風露が「好きだから知りたいではなく、好きだからこそ不安じゃない」と言ったのは確かになあと思いました)調査の結果「女性のような幽霊」などなどのキーワードが引っかかりますが、それは根本的な解決には至りません。

クソみたいに雨が降っているため、正伍の家に泊めていただくこととなった晶。そんな彼女と正伍は、真夜中に散歩に行きます。晶も姫風露に真っ向から嫌いだと言われたことで少し応えたのかもしれません。ニューロハッカーで見た彼女の幻覚は「これまでに殺した人間と和解する」というものでした。世界を旅して自分の知らないこといくら知っても、しでかしてしまったことの取り返しはつかない。正伍は晶の人間性を信じてくれているかもしれないが、「アタシみたいになってほしくない」と言う晶。彼女と接する中で、正伍は自分の中に眠っていた何かが目覚めるのを感じます。「魂は行動にこそ宿る」
今まで死んだように生きていた自分を変えるきっかけを、正伍はつかんでいきます。

さてそんなこんなで電脳空間のチェスバトルです(!?!?!!!?????)電脳空間のBLACK-ICE攻殻機動隊か?)と呼ばれる軍用の防御機構に対し正伍くんはチェスで戦えるらしいです すごいね ヤク中になっていた三咲を助け、そこで遊離の足跡を見つけますが、遊離は犯人ではなくむしろその濡れ衣を着せられたことを知ります。遊離も加わり、得体のしれない何者かに挑みますが、すでにその痕跡はなくなっていました。この物語の途中で、正伍は叔父の藍視との食事の最中、「彼の勤務するR.U.R社からセキュリティシステムとバイオピクセルが盗難されたということ」、「タイレル社に配属していたはずの第三世代オートマタが脱走したこと」を聞いていましたが、犯人として逮捕された人間と、この学校にニューロハッカーをばらまいた動機とがつながらないということも考え合わせると、「人間でないもの(すなわちその脱走したオートマタ)が、学校にニューロハッカーをばらまくことで不当に小銭を稼いでる」ということがうまくつながります。そこで藍視も一枚噛んでいるいるのでは......?的なこともまあ考えられなくもないですが、これはおいおいわかることなので割愛。

晶さんがいなくなり、姫風露とクロスリンクする中で見えた風景。それはR.U.R社のビルの屋上に晶さんがいる風景でした。正伍はその直観に従ってビルに乗り込み、最上階まで行きます。するとそこにいたのは晶さんと、姫風露に似た忍者のような装束を纏ったオートマタ。二人は戦い、晶さんは片腕をもがれる重傷を負います。晶さんはこの件をもってこの町からいなくなってしまいます。(ここで「ついていく」を選ぶとルートが変わります)

晶さんと戦ったオートマタの名は「散桜花」。彼女は晶との戦闘で負傷したのち、藍視のもとに匿われますが、そのことは三章では主人公にはわかりません。


第三章 "Heaven exists"(ひなルートと分岐あり)

晶さんから、「ひなの見舞いに行ってくれ」という趣旨の言伝を受け取った正伍は病院に行きます。「ひな」というのは、正伍が二章で公園にて助けた少女の事でした。晶はその少女をよく見舞いに行っていたのですが、正伍に助けられたとのエピソードを話してもひなは覚えていなかった、という前情報を知ったうえで、正伍は病院に行きます。

初めは正伍を拒絶するひなでしたが、正伍が晶さんの話によく出てくる男の子であることを知ったり、正伍の献身的な姿勢に対し、徐々に心を開いていきます。正伍はひなと本について話をしたり、チェスを教えたりするうちに、彼らはどんどん打ち解けていきます。

ひなはこの時代においても治せない"apocalypse diseases"と呼ばれるうちの一つ「コッペリア症候群」と呼ばれる病を患っていました(調べると「コッペリア症候群」という名前の病気はないですが、コッペリア自体はそういう名前の人形が登場するバレエがあるそうです)。彼女の体は病に侵され、次第に動かなくなる。それを回避するには、病の進行より早く臓器を移植しなければならない。そういうことで彼女は手術を重ねてきました。目などの体の器官はほぼ人工のものに置き換わり、彼女が「久遠寺ひな」である部分はもうすでに25%しか残っていませんでした。

ひなくらいの年の子であれば、PDA(でんわ)くらい全員持っていてしかるべきです。そこには様々な個人情報が入っているからです。しかしそれすらも持っていないひなは、まるで存在そのものが社会から認められていないかのようです。院内にいるオートマタ「エリーゼ」によると、彼女の両親はもう10年も彼女に会っていないとのこと。さらには、ひなの担当医は、ひなが自分を治してくれると言っていた「タマキせんせい」ではない人物だということ、様々なことが不自然に思われ、正伍は次第に疑いを強めていきます。

遊離との話で、なぜひなはエリーゼたちの事を嫌っているのか?といったことをいろいろ考えていくと、彼女は「人体実験のサンプルとして差し出された」と考えるとすべて説明がつくことが分かります。難病を治すための献体として、彼女は差し出され、望まない移植手術を受けている。しかもエリーゼたちは、患者の利益を優先して行動するはずなのに、移植を拒むひなの意志を無視しているということはつまり、彼女たちのロジック・レイヤーに何らかの異常があるのでは?とも想像されます。レイヤー0は「書き換え不可能」、レイヤー1は「オートマタのみ書き換え可能」、レイヤー2は「オーナーのみ書き換え可能」、レイヤー3は「オートマタがいるその環境下で流動的に変わる」という性質のある論理階層の事をロジック・レイヤーと言い、これは正伍の叔父、藍視が提唱した理論でした。
 
姫風露は、危ないことに首を突っ込んでいく正伍が心配でなりません。前までは正伍を守ることを最優先に考えていた彼女も、今では正伍の喜ぶ顔のほうが見たいと思考するようになりました。正伍は、エリーゼにばれたら出禁食らうレベルでアウトな「秘密のリハビリ」をすることで、ひながひとりで頑張って歩ける練習をします。そんなこんなで結局ばれてしまい、正伍は出禁を食らいます。オーマイ。

精神的に追い詰められ、次第に弱っていくひな。そして「神の御心」の概念を持ち出してひなの未来を語るエリーゼ達。次第に薄気味悪さが増していきます。遊離の助けも借りながら、ひなと連絡を取り続けますが、ついにその日はやってきます。病気の進行は収まっているはずなのに、ひなの手術がまた行われるとの通達がなされ、ひなはおびえ切ります。遊離と相談する中で、エリーゼたちは目先の報酬より長期的な報酬を優先する、「神」の概念を持ち出し、本来患者の利益を優先する行動原則「レイヤー0」に違反していないふりをしてきた、そしてその「神の御心」に従うことで、将来的に人間でない何者かにより報酬を得られると思考した、その結果が「久遠寺ひなの全身義体化」だったと判明します。

病院内のネットワークにアクセスしようと試みますが、恐ろしく情報量の多い相手に挑むのは危険すぎるとの判断がおります。人工衛星「インドラ」とつながり、大偽典図書館に匹敵する情報量をもった「偽神」に挑むには、電脳空間ではなく別のアプローチが必要だということになります。

完全にイかれたエリーゼ達により病院内はパニック寸前です。そんな中、エリーゼ達から頑張って逃げるひな。どんどん上の階を目指して逃げていきますが、屋上に到達したとき、待ち受けていたのはエリーゼ達によって作られた「道」でした。その先には鉄柵。彼女たちの膂力で曲げられた鉄柵は完全に開き、「そこから飛び降りろ」という唯一のメッセージだけを表していました。もう後がないひなは、完全に諦めてその空間から空中に向かって落ちていきます。

死を覚悟したひなのもとに姫風露が現れ、なんとか地上で受け止めます。電脳空間で偽神と戦う正伍もやっぱり厳しくて、もうだめかと思ったところで姉の声により助けられます。そして最後は、ひながエリーゼに「私はいま最高に幸せだ」と語りかけることで、彼女たちの暴走は止まります。

病院で騒ぎがあって駆け付ける人がいっぱいいた中、正伍は父の姿を見つけます。ひなの移植手術に関わっていた「タマキせんせい」はやはり自分の父親であり、人体実験に関わっていた父への怒りが爆発し、彼は父親をぶん殴ってしまいます。

事件のほとぼりがさめ、別の病院で病気の進行が止まっていることを確認できたひなは、正伍の後輩として学校に通うことができるまでになりました。(ここで正伍にとってひなは「彼女」と選ぶとルートが変わります)



第四章 "Zwischenzug" (散桜花、遊離ルートと分岐あり)

この副題チェスの用語だそうです。かっこよい。

遊離の誕生日が近いということで夏祭りに行こうと約束した遊離と正伍。遊離の方からいろいろモーションを掛けるのですが正伍くんはなびいてくれません。天邪鬼がたたりすぎて正伍もそういうもんだと受け流してしまってます。カワイソス

さて夏祭りの約束をつけて浮かれる遊離。浴衣なんかもノリノリで決めてますがそこにナンパ男がやってきます。うぜーなーとか適当に構ってたら暴力を振るわれそうになる大ピンチ。そんなところに現れたのは散桜花でした。彼女は藍視に「悪意(人間性)を証明しろ」という命を受け、遊離に接触したのでした。目標は正伍の殺害、ないし姫風露の排除。そのためにもっとも都合の良い人物だったのが遊離だったからです。遊離もこれを悟り、現時点で殺されない最適の判断をすることで、散桜花にとってメリットとなる返答をします。正伍に復讐したい、その気持ちを受け、散桜花も人選が正しかったと思います。

あくまで自分は武器なのだから、自分で殺すのは無意味だと考えた結果、人間を武器とする(=人間を使って殺害させる)ことが最適と判断した散桜花は、遊離に拳銃を渡し、それで正伍を殺害するように言います。

さて夏祭りの日。遊離とわいきゃいやってると、花火の時間になります。ノコノコ遊離についていくと、人目の少ない場所でバキューンとやられちゃいます。まじか。

遊離は学校で散桜花と落ちあい、正伍の殺害を果たしたことを告げます。しかし遊離の目的は散桜花の言いなりになることではなく、あくまで「そのフリをすること」でした。油断した背後から迫り、彼女の唯一の弱点である放熱機関の髪をバッサリ切り、銃弾を撃ち込みます。オートマタは自己修復の際に熱を発生するのですが、その排熱がうまくいかないと自己修復できない、それをついた遊離の攻撃はそこそこの効果を上げますが、事前に用意していたスプリンクラーを作動させた散桜花はそれを排熱の代わりにして反撃。遊離はメタメタにやられてしまいます。応急処置的に散桜花の動きを止めるもそれも限界、となったところでやってきたのは正伍と姫風露でした。遊離があの場で正伍を殺さなかったこと、そして姫風露が駆け付けたこと、三年前の姉から「学校に行け」という趣旨のメールが来たこと。すべての歯車がかみ合い、遊離はすんでの所で命拾いをします。

クロスリンクを通じて性能を向上させた姫風露は散桜花と戦います。もともと戦闘型でない姫風露に対して分が悪い勝負。正伍は姫風露について闘うことを決め、大事なところで散桜花の匕首の切っ先を弾丸でずらすことで姫風露を救い、反撃のチャンスを与えます。(ここで「姫風露をおいていく」を選択すると散桜花ルートに変わります)

満身創痍になった散桜花は逃走し、後に残される三人。急いで遊離のもとへと駆け寄ります。遊離もまだ息があり、重傷で済みそうでした。そして彼女を病院に連れていき、なんとか助かるのでした。(この後「君が好きだから」を選択すると遊離ルートに変わります)


第五章 "prosopopia"

さて満を持して姫風露ルートです。完全に付き合ってるよねみたいな関係になった姫風露と正伍ですが、いろいろ段階を踏んで付き合っていくというのをすっ飛ばしていきなりキスから入るような二人なので普通の距離感が分かりません。こまったなあとなりますがとりあえず二人にとってなじみ深いクロスリンクで気持ちを伝えた方が速いやろ!的な感じでクロスリンクします。なんやかんやで二人とも好きあっていることが分かったのでこっからにっちりねっちりエッチをしまくります。エッチシーンはめっちゃぬるぬる動きます。

なんやかんやあってもうちょっと近づきたいな~と思う正伍ですが、やっぱり頼れるのは晶さんです。もっと姫風露と仲良くなりたいよぉ~~~と思う正伍に、じゃあ何か贈り物をしたり、そうでなければ将来の予定を立ててあげればいいんじゃないですか、とアドバイスしてあげます。

ここで海に行くイベントが発生します。水着が一挙に開放される。すごい。帰り道、今日の事を振り返り、あれほど人を嫌っていた自分がほかの人間と交流できている、という自分の変化(成長)を感じ取り、正伍は初めて姉に、この日まで生かしておいてくれてありがとうと感謝をします

正伍はこっそりと姫風露にプレゼントを贈ることを考えていました。晶さんのアドバイスのおかげです。遊離が持っていた金属結晶をちょっと拝借して、姫風露に渡す指輪を作ってあげます。さて贈られた方はもう大変で、正伍とクロスリンクして好きの気持ちで溺れさせ、雨の降る夜の街に繰り出して外の展示掲示板をジャックして思い出ボムやらなんやらでやりたい放題です。さてそんな最中に突然篠月市上空の雲が晴れます。まあ天も僕らのこと祝福してくれとるんやろ~~~程度に考えていた正伍ですが、事はそんなに単純ではありませんでした。遊離によるとインドラが「自ら」動いて篠月市上空の雲を払った、ということ。これはつまりインドラが再び覚醒したことを意味しています。そして、クロスリンクから醒めたときに見えた「未来視」(RUR本社ビル屋上の晶や散桜花に襲われる遊離)も合わせると、一連の事象の背景に優灯がいる、インドラに優灯が眠っているのではないかということが分かります。


Final Chapter(優灯ルートと分岐あり)

さてそんなこんなで大変です。浮かれている場合ではありません。なんせ姉がまだこの世にいるかもしれないんですから。主人公はなんとか姉のもとに向かおうと頑張りますが姫風露は行かせてくれません。せっかく結ばれた正伍さんですもん。「私とお姉ちゃん、どっちが大事なの?」ってことです。どうしても優灯に会いたいよってことで頑張る正伍さんの姿勢をみて「あ、これ優灯がこいつの隣にいるべきだわ」ってなって、自分はこの場所にいるべきでないと思い詰めた姫風露は一人で勝手にどこかへ行ってしまいます。

目が覚めた正伍さんは大変です。「姫風露おらんやんけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ってなわけで急いで学校やら何やらいろいろ探しますがいるわけないです。遊離の元に電話を掛けるとなにやら意味深なことを言われ、ああ姫風露と遊離は結託してるのねということを悟ります。やばいぞ正伍君。しかも晶さんからは姫風露と遊離はもうタイレルにロックオンされていることも聞かされ、余計焦ります。

背に腹は代えられないなってなわけで彼は叔父である藍視のもとを訪れます。散桜花の一件で藍視への不信感を募らせていましたが、姫風露のいない中そんなことを言っている場合ではねえっちゅうこんで、どうにかしようと考えます。まあ結局のところ、散桜花がそこにはいたのでこいつと結託して電脳世界にダイブ、先にインドラの中枢の優灯のところまで行くっていう目標(そこから「優灯の存在を消すか残すか」という問題に関しては別なので)で合意し、電脳世界にダイブします。ダイブの仕方はもう皆さんご存知ですよね?

「クロスリンク」です。

散桜花ともキスをし、これでキス経験者を一人増やしてしまった正伍君ですが今はそれよりも一刻も早く優灯の所へ行くのが先です。防壁を突破し(ここの散桜花かわいい)、インドラの中枢に行った先にいたのはやはり姫風露と遊離でした。おまけに偽神がいましたがこいつは特に関係がありません。()

さらに天のゆりかご(タイトル回収)に浮かんでいたのは死んだはずの姉「優灯」でした。死ぬ間際に姉はインドラに自分の情報を移したのです。


さてこっから先は行かせねえぞってことで能力者によるバトルです。(叔父さんからはそんなことやってねえで早くしろと言われますが)散桜花と遊離はドンパチやりますが正伍と姫風露は何でバトるかもう皆さんご存知ですよね?

「チェス」です。

一世一代の大勝負です。「姫風露に負けるのも楽しい」とか言ってる場合ではない。彼女からこれまでの戦績の勝率は3%だと非情な宣告をされても頑張ります。めっちゃ投了を促されますが負けません......けども、いざチェスが始まると大変ですよね。だって駒取られるのが物理的なダメージとして加わります。自分の駒取られても痛いし相手の駒とっても痛い。結局相手を傷つける覚悟ができてないのは自分だって言われて正伍さん茫然自失です。

もうこれ以上無理や......と思うとチェスのフィールドから解放されます。散桜花と遊離の決着はついていませんが正伍さんはもうボロボロ。おまけに姫風露には自分だけチェスフィールドに閉じ込められるし散々です。姫風露は自分を捨て、遊離を正伍の隣に再び取り戻させようと、自分一人で天に浮かぶ優灯の所へ行ってしまいます。

遊離のポジション的には「正伍には頑張ってほしいし姫風露にも消えてほしくない」ってんで優先順位的には明らかに優灯より姫風露の方が上だし、散桜花のポジション的にも姫風露は妹なので救いたい気持ちがあります。そんな思いを受けて、救うのを選択するのは正伍です。姫風露を選ぶか優灯を選ぶか。(ここで優灯を選ぶと優灯ルートに変わります)

姫風露を救いたい、そう願った正伍は、自らの力で姉と決別します。その選択をした姉は、弟の決断を温かく受け入れます。正伍も自分が周りの人に助けられ、成長できた証としてこの結末を受け入れます。

八郷藍視は妹が大好きだったんですね。彼の目標はより神に近い存在を造る(すなわち人間より優れた機械を作る)ことだったので、人間という範疇を超えられないエディテッドも好ましく思っていないし、何より自分の妹(正伍の母)が儲けた子供がエディテッドで、成長するにつれ妹に似ていくなんて見ていられません。そのうえ妹が自力で子供(正伍)を産んだら、妹がそもそも死んでしまった。これほど悲しいことはありません。正伍にも出来れば姉を喪失した悲しみの中を、姫風露という麻酔で眠らせておきたかった。しかしその出会いや、彼の言うところの「クロスリンクなどというふざけた論理」により正伍は目を覚ましてしまった、だからもう彼に残されたのは「正伍に対する復讐」その一点のみでした。

さて散桜花ですが彼女も根っからの悪ではありません。むしろまあ姫風露を見てればわかるのですがめちゃくちゃ妹思いいのオートマタです。なのでここで正伍を守ってしまうんですね。「妹が大切にしていたものを守れば、妹の気持ちが分かるかもしれない」と思って。藍視に殺されかけてた正伍を部屋からなんとか連れ出し、エレベーターに突っ込んで正伍を逃すことには成功しました。問題は自分がどうやって逃げるかっちゅーことです。まあ藍視もアホではないのでここで散桜花を破壊しようと躍起になります。散桜花もめっちゃ頑張るんですがマシンガン積んだヘリには勝てずここで息絶えます。カワイソス

散桜花に救われた正伍はもうゴールが見えています。あとは姫風露に会うだけなんですから。一方の姫風露ですが、正伍父の研究室にいた晶さんや遊離、ひな、正伍父と別れ、こちらも正伍さんに会うだけです。もう充電もないですがそこは愛の力で頑張ります。ルンルン気分で人ん家の屋根の上を飛び歩いておうちに向かいます。あああの角を曲がれば正伍さんに会える!


なんて人生単純じゃあないですよね?


待っていたのは鉛玉の雨でした。タイレル側にはもう撤退の連絡が出ていたはず、だったんですが、タイミング的に最悪だったみたいです。(姫風露の気持ちがはやりすぎたのかもしれないけど)最悪のコンディションの中攻撃されて、自己修復もうまくいきません。このまま死を受け入れるしかありません。正伍が追いついたのはその直後でした。ボロボロになった姫風露が道で倒れています。もうこれ以上はしんどいんですが結局正伍は何もすることができず、ただ姫風露が腕の中で息を引き取るのを見ていることしかできませんでした。


もう夏休みです。正伍は好きな人を失った喪失感から立ち直れません。そんな正伍に元気を出してもらおうと遊離とひなは無理やり彼を旅行に連れ出します。行先も分からないまま飛行機に乗せられ、彼だけバスにのせられて終点まで。

そこに待っていたのは「青の聖域」でした。しかしそこはもう一面青ではなく、フウロソウで赤く(ピンク色)になっていました。QPに説明を求めたところ、かつて遺伝子改良で一面青だったが、病気の収束とともに本来の種が復活、青の花は役目を終え、この場所は本来の姿を取り戻したんだ、ということだそうです。

かつて姉と行くことを夢見た憧れの場所。その変わりように愕然とする正伍。その後ろから近づく足音。正伍はほんの少しだけ期待しながら後ろを振り返ります。そこにいたのは晶さんでした。 

なんだ晶さんか~~~とか思うのですが、正直こころがしんどい状態になっていた正伍にとって晶さんは人生の先生であり、甘えられる存在です。いろいろな思いが胸にこみあげてちょっと厳しくなる正伍。そんな正伍を晶さんは優しく慰めます。

さて晶さんは正伍に紹介したい人がいると言います。なんでも人生の甘さを教えてくれるエキスパートだそうで。晶さんに呼ばれてきたのは、正伍の知らない一人の少女。でもその髪の色は明らかに彼の知っているものです。彼の前に出てきてもなお、その少女はしゃべってくれません。正伍も彼女の名前を呼べません。だって別人だったら自分の心が苦しくなるから。そんな無責任な期待、本当はしてはいけないんです。

風が吹き、少女の帽子が飛ばされます。その帽子を探すように、二人は花の中を歩きます。歩いていると、少女は鼻歌を歌い始めます。その歌は、彼女が雨の降る街で、喜びの花を顔いっぱいに咲かせて歌った歌。二人をつなぐ歌でした。正伍の思いは確信に変わります。

「姫風露」正伍は彼女の名前を呼んであげます。もう間違えることはありません。その声に、それまでうつむいていた少女の顔は笑顔になります。優灯の元へ行く前、遊離の提案で姫風露は正伍の父の研究室にあった「ホムンクルス」とクロスリンクをしていました。もともと姫風露の体は植物細胞である「ネルンボ・ナタ」(このナタは実は哪吒からとっているそうです)に金属の結晶構造を学ばせたもの(だから姫風露の自己再生機能ってのは液体金属のそれに近いんですけど)で、これの応用はうまくいっていたのですが、ほならね、人間の細胞を学ばせたらどうですか?ってやって作ったのがそのホムンクルスでした。本当は、正伍父は優灯やひなの体に使うためにそのホムンクルスを作ったみたいなんですけど、結局人間をデータ化して移すのは不可能などなどの理由からうまくいきませんでした。

でもそこは天才少女遊離ちゃん。姫風露にホムンクルスとのクロスリンクを提言して行ってみると、なんと姫風露の意識がホムンクルスにも移ります。いわばバックアップできる状態(ただし書き込むことは出来ないので姫風露→ホムンクルス→姫風露は不可)になりました。それで、遊離は最悪姫風露が破壊されても、意識のバックアップはこのホムンクルスに移した状態を保ったままの状態にすることを可能にし、姫風露を正伍父の研究室から正伍の元へと向かわせ、最悪のシナリオ通り姫風露本体は破壊されるものの、記憶の引継ぎは成功した状態にすることができました。正伍くんは一生遊離に足を向けて寝ることができません。

姫風露も彼女なりに自分の正体を明かすのに抵抗があったみたいです。今の自分を正伍が「姫風露」として受け入れてくれるかどうかはわかりませんでした。スペックはガタ落ち(姫風露比)、クロスリンクは出来ない。おまけに寿命付きです。でもそんな心配全くいりませんでした。正伍は彼女をもう一度「姫風露」として受け入れます。そして彼らは幸せに結ばれましたとさ。



ハッピーエンドとしてはこの上ない良さだったと思います。アンドロイドや、「記憶をデータ化して云々」的な話は「淫靡蕩少女 -抗いし純真なる少女-」でも扱われた題材で、こちらも人間の本質(生きているから人間か/機械だから人工知能なのか、ならばヒューマノイドに意識をうつした人間は人間か?など)に深く切り込む作品でとても優れていると思うのですが、この「Missing-X-Link」もそういった題材を内包しつつ、より現実世界に密着させたストーリー展開でとてもよかったと思います。この二作品、本当に甲乙つけがたい。

また、人工知能に芽生える「心」の存在の答えとして「他人の心は他人の中にあるのではなく、彼らの言葉を通じて、私たち自身の心の中に作られる」という見解を与えていたのも秀逸だと思いました。アンドロイド研究の大家である石黒浩教授も同じようなことを言っていたなあなんておもうとやっぱりこれ共通解だよなと思います。

キャラクターにおいても、誰一人として無駄な登場人物が存在しない、素晴らしい采配だったと思います。ちゃんとヒールがヒールしてたし(藍視の立ち位置がよかった)それぞれのキャラが立っていたのは本当にすごいの一言です。QPの扱い結構難しいと思うんですけどコイツも要所要所で活躍していてええやんってなりました。話の中心にチェスが置かれていたのですがこれも「人工知能によって解決された問題」というアプローチからその話題を絡ませられていたのも、間違いなくこれを唯一無二の作品にした要因だと思います。僕的にはちゃんとお店に出てくるアンドロイドやエリーゼのようなキャラクターがしっかり描かれていたのがオイシかったです。本当に素晴らしい作品だった。
(あと割とパロネタとかが挟まってたりするのでこういうの探すのも楽しいかもです)



他のルートの記事も書こうと思いましたがこれ自体十分カロリー高くて断念。ストーリー的には遊離が一番好みです。伏線回収がめちゃくちゃに巧み。また、優灯ルートも僕の中では最高にディストピア感があって好きです。散桜花は個人的にかなり好きなキャラなのでファンディスクとか出たらたくさんやんやんしてほしいな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~という願望をここで書いておきます(ただ晶やひな、遊離ルートをクリアすると後日譚的なのがあるからFDは厳しいのかしら。)何れにせよ出してくれたら買うのでfluorite様本当によろしくお願いします。